トルコ旅行④トルコとツアーの話編

こめたべ
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公開:2025/9/23

トルコの話

今回のツアーはイスタンブール空港から始まり、トルコ中部の観光地を周って最後イスタンブールに帰ってくる。下記現在の移動位置。(iPhoneのマップより)

基本国内はバス移動で、バスに乗っている時間が長く、曲がりくねった道や石畳の道も通る。乗り物酔いしやすい人にはきついかも。トルコの気候は、エーゲ海沿いか山間部かで大きく異なるようだ。トルコには四季があり、行った9月はベストシーズンだった。基本日本よりやや涼しいかな程度で、半袖+カーディガンで過ごせたが、山間部を通った際は非常に寒く吐く息が白くなるほどだった。ブルゾンを持っていって良かったと思う。これから行くカッパドキアも昼間は暑いが朝や夜は冷える。

バス移動が長いため、よく車窓からの風景を眺めていた。訪れた地域(特にトルコ中部)は平地が続き高い山がない。木も基本的には低木で山肌が見える。非常に遠くまで見通せてかなり気持ちがいい。今日本ではない国にいることが分かる。訪れたトルコ中部は農産業が盛んで、オリーブの木やぶどうの木をよく見かけた。他にもイチジク、ナッツ系、綿花、ケシ(医療用)等が生産されているようだ。またイスラム圏だが、ぶどうや果物からワインが作られていたり、養豚場(輸出用だという)があったりするらしい。産業からもトルコのイスラム教の戒律が比較的ゆるいことが分かる。

トルコの国旗が街中至るところに掲げられおり、トルコ共和国を設立したムスタファ・ケマル・アタテュルクの写真を街中で良く見かけた。国民がどれだけトルコという国を大切にしているかが伝わる。

訪れた時期はちょうど月が三日月に欠けていた。夜空で星と並ぶ三日月やモスクのミナレットと並ぶ三日月は美しかったです。

ツアーの話

今回のツアーは同じガイドさんがずっと同行していた。添乗員付きツアーでは旅行会社の添乗員さんの他に、観光スポットの説明をするガイドさんが付く。添乗員さんはツアーの管理とアテンドを行うのみで、観光スポットの説明は業務上できない。以前参加したイタリアの添乗員付きツアーでは、ミラノであればそこに住む日本人ガイドが、ローマであればそこに住む日本人ガイド…のように、各地方で人が分かれていた。

今回は現地に付いてから最初から最後まで、日本語が使えるトルコ人のガイドさんが付いていた。これがとても良かった。観光スポットに行けばトルコに住む人々と触れ合う機会は多少あるが、ここまでがっつりとトルコやトルコの人々が何を思っているのかを知る機会はない。トルコの歴史を解説のほか、イスラム教の話、文化の話をたくさん聴いた。エルトゥールル号の話が有名だが、トルコは親日国だ。トルコは遠く、簡単に行ける距離ではないのだが、アジアの東端に位置する日本と、アジアの西端に位置するトルコ、そして地政学的に難しい位置にあるという繋がりがあります。自由度が少ない分、準備が簡単で安心という利点がある添乗員付きツアーだが、このようにひとりのガイドさんの話をがっつりと聴けるのは、それ以上のバリューがありました。

また、今回のツアーは同世代もしくは年上の参加者が多く皆が海外慣れしていた。イタリアの時もだいたい同世代だったが、新婚旅行かつ初海外の人が多かった(自分たちもだけど)。ある程度他の国に行ってから行きたくなる国なのかも、トルコ。