婚活する前にやっておくと良いこと

konbu_yurayura
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TLで自分よりもお若いフォロワーさんが「婚活せねば」というようなことをおっしゃっていたので、多分役に立つことをふたつお伝えしたい。どこかのだれかに伝わると良い。

※このテキストは異性間結婚についてのみ言及しております。

①結婚相手に求める条件の棚卸し

---手順---

まず、名刺程度のサイズの紙を10枚以上とペンを用意してください。ちょうど良い紙がなければなんでも、ふせんでもチラシの裏でも良いです。大きいものしかなければ適当なサイズに切りましょう。

次に、その紙1枚につき1つずつ「結婚相手に求める条件」を書いてください。最低10個はあったほうが良いです。多いにこしたことはないので軽い気持ちで思いつくだけとにかく書きましょう。

書き終わったら紙を裏返して何が書いてあるかわからなくしてから、そのうちの2枚を取り出して机の上に並べます。そして、その条件2つを「どちらがより譲れないか」を基準に戦わせます。勝った方の紙をキープ、負けた方は床にでも落としておきましょう(ウソです、混ざらないように避けておいてください)。

そうして全ての条件の1回戦を戦い終えてから2回戦に移ります。やることは同じです。3回戦、準決勝、決勝と戦わせて、最後に残った条件が、言わずもがな「最も譲れない条件」です。

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わたしはコレを年末に友人と3人で行い、その翌年に3人とも婚約しましたので、やってみる価値はあると思います。ちなみに、ひとりでやるよりも、同じくらいの結婚願望の人間2〜3人でやると盛り上がります。ひとの条件を聞いて、ないな〜/あるな〜、と気づくことで、条件を書き足すこともありえるので。

なお、条件のなかには「顔がとにかく好み」「年収○○○万円以上」「長男以外」とか、自分でも軽くツッコミを入れたくなるものも混ぜておくと良いです。戦う相手(条件)によっては結構勝ち残ったりして面白いので。そのくらい気軽にやりましょう。

これをするとなにが良いかというと、単純に出会う相手をそういう目で見られるようになります。あと、結構その気になります。

ただし「好きなタイプ」ではなく「結婚相手に求めること」を書いてください。あんまりピンと来ないときは、もしかすると今は結婚したいタイミングじゃないのかもしれません。それはそれとして、アリな結果だと思います。また少し時間を置いてから試してみてください。

そして、負けていった条件たちも決して「無い」わけではなく、優先順位が1番ではないだけなので心に留めておきましょう。実際色々な相手と会っていくうちに、優先順位が変わることもあります。そのあたりは臨機応変で良いです。あまり意固地にならずに。

ちなみにわたしの場合は、「食事の趣味が合う」「見た目が好み」「笑いの趣味が合う」などがあり、最終勝ち残ったのは「話が通じる」だったような記憶です。もう数年前なので細部はおぼろげですが。

②相手探しは段階を踏んで

自分の中の譲れない条件がはっきりしたあとは、相手探しです。

結婚相手の候補は3つに分類されます。

営業職をしたことがあるひとならイメージしやすいのですが、「既存顧客」「休眠顧客」「新規顧客」です。自分のなかの異性ストックをこの3つに分類したうえで活動をスタートすると良いです。顧客というとお客さんみたいなので「異性」に書き換えておきます。

まず、「既存異性」について。これは「今現在頻繁に連絡を取り合う仲にある異性」です。自分も気軽に声をかけやすく、向こうも比較的すぐに誘いにノッて来てくれるような。お互いの現状が把握しやすいメリットがある一方、これまでの関係性から相手を結婚相手フィールドに乗せることになるので少しのためらいがあるかもしれません。

過去、わたしの男友達が同じような発想で、彼はとにかく顔が広いので、これまで出会った女性にかたっぱしから連絡をとり、「そういうつもり」で会ってみたそうです。結果的に彼は大学時代の後輩の女の子とめでたく結婚することになりました。

ポイントは「そういうつもり」かどうかです。ただ遊ぶだけなら今までと変わらないので意味がありません。例えば、これまでグループでしか遊んだことのない異性と「そういうつもり」でマンツーで会ってみる。意外な発見があるかもしれない。恋人としては夢中になれないけど、結婚相手としてはありかも、みたいなことがわりとあります。

次に「休眠異性」。これは、「既存異性のように頻繁に連絡はとっていないけれどつながりが完全には切れていない異性」です。やることは既存の相手と同じです。連絡をとるのが久しぶりになるので多少の面倒くささやためらいが生まれるでしょうが、返事がなくてもともと・相手にパートナーが居てもともとくらいの軽い気持ちで連絡してみましょう。「ひさしぶり!最近どうしてるの?」これでいいです。さあ、同級生や過去の職場の同僚など連絡先を探ってみてください!

最後に「新規異性」。これはもちろんそのまま、「まだ出会っていない異性」です。真っ先に新規にいくと、おそらく最初の関係構築を複数人と行うことが億劫になってしまうので、まずは既存・休眠をリストアップして一通りつぶしてから挑んだ方が良いと、わたしは思います。

では、新規異性とどうやって出会うのか。

・紹介………友人・知人に紹介してもらう。この場合「結婚相手を探している」ときちんと明言しましょう。そうすれば紹介するほうも変な相手を紹介できない、と真剣になってくれるので。場合によっては紹介してくれるひとも交えて会うことで、関係構築がうまく行くケースが多いと思います。そうそう、上で説明した「既存」「休眠」の相手と「そういうつもり」で会っていた場合、自分はナシでも紹介してくれる側になることもあるかもしれません。

・新しい場所に行く………習い事、職場、住む場所、遊びに行く場所。変えてみると新しい出会いがあるかも。ただしあくまでも「そういうつもり」でチョイスしましょう。たとえば女性の場合、料理教室に通いはじめても異性とは出会えません。男女が適度に混ざり合った場にいきましょう。

・婚活アプリ………わたしは実はここで出会いました。友人でもアプリを通じて結婚した子が何組もいます。ただこれは恐ろしいことに7〜8年前の情報なので……今は多分まともな人は埋もれてしまっていると思います。

と、いうことで新規で出会う場所については、情報が古いです。ごめんなさい!この辺はリアル婚活ネットワークで調べて下さいませ(陳謝)。

長々と挙げてみましたが、あとひとつお伝えしたいことは「短期集中でやる」です。

婚活は生身の自分と向き合い、相手とも向き合う必要があるのでめちゃくちゃ疲れます。たとえば2〜3ヶ月やってみてうまく行かなかったら気分を切り替えて休んだほうがいいです。だらだら続けちゃうと、求める条件がブレてくることもありますので。

それに、婚活をしていくうちに、やっぱ結婚したくねえわ!と気づくことももちろんあります。わたしはそれもありだと思います。

とにかく「したい!」と強く思った時に活動するべき。じゃないと全然本腰が入らないから時間の無駄です。

ただまあ、これは自分の話ですが、わたしは昔からずっと結婚願望が強かったんですけど、絶対結婚したい!と思ったきっかけは東日本大震災の時でした。当時東京で働いていてそこそこ揺れて、「ひとりで死にたくない!」と思ったのです。実際に婚活を始めたのはずっと後なんですけどね。あとは一人で生きすぎたのでそれに飽きて「だれかのために生きたい」と思ったのが第2のきっかけだったと記憶しています。「ええかげんやろ!!」と決めてからは結構早かったかな?

まあそんな感じです。おばさんの自語りまじりのお話しにお付き合いありがとうございました。

@konbu_yurayura
古い日記のようなもの