転職して5ヶ月が経った。わりと楽しく働いている。転職を考えるきっかけでもあったので、なんとなくはわかっていたけれど、自分にとって「会社がどう稼ぐのか」というのはすごく大切だった。
私の気質が納得しないと絶対にやりたくないという感じなのもあるし、評価（＝収入を上げる）という観点で見ても、自分のやりたいことと、会社のやって欲しいことに重なりがないとうまく評価されないのでなかなか難しかった。
また、これまではかなり自分の好きな領域を対象にしたサービスの仕事をしていて、24時間ずっとサービスのことを考えて…というより、ずっと思い悩んでいたので心労もあったし、納得いかないことに対する落ち込み方も異常だった。でも、そうやってフルで仕事のことを考えられるのは自分のいいところだし、好きなことを仕事にできていて、充実している証拠なのでは？と思ってもいた。
二十年ほど前に13歳のハローワークという本が発売された。そのくらいの時期から「自分の好きなことをして自己実現しよう」みたいな風潮が強まったみたいな話を読んだことがある。
その頃ちょうど自分が10歳くらいだったので、「本業で自己実現せねば」みたいな意識が20年かけて刷り込まれていたのだろうなと今になって思う。
別に本業や仕事だけで自己実現なんてしなくて良い。本業は1人ではできないことで社会貢献し、副業で自分1人でできる好きなこと（グラフィックとか）をやり、趣味や家族との時間を程よく持てば良いのだなと気づけたので、転職して本当に良かった。
それから、24時間思い悩むくらいがんばれていないから自分の良さが失われるのでは？と思ったけれど、そんなことはなかった。悩む時間は少ない方が圧倒的に良い。今は必要なことを必要な時間を使って考えられてる感じがする。
人生は仕事だけじゃないんだから、トータルうまくやれば良いのだ。