いちおう第一志望の企業の内定をゲットした。「いただく」も「もらう」もなんか下手に出すぎじゃね? と思っているので、わたしは「ゲットした」あるいは自然現象であるかのように「出た」と言っている。
結果はたぶん五分の一社。総数も内定数もめちゃくちゃ少ないから人に話せるようなエピソードもないし、スーツで面接を受ける企業は落ちたので大したアドバイスもできない。十社も受けてないの本当にやる気がなさすぎる。大学三年生のみんなはこんなシューカツ生にはならないほうがいい。シューカツの早期化は本当に経団連ってカスカスなんだけど、のんびり構えてできるひとと焦ってメンタルをやるひとがいるから、向いてるほうを選んだほうがいいのかもしれない。受験は団体戦も嘘だけど、シューカツは団体戦もマジで嘘だから。
三年次
夏
一社だけ、内定先のインターンに行っていた。期間はひと月弱。面接のときインターンの話も出たし、熱意をアピールできたという点においてメリットはあったと思う。ただインターン参加者の早期選考があったわけではないので、時短にはなってない。これは企業によるし、そもそも一週間以上の長期インターンって住んでる場所から近い企業じゃないと行けないから本当にクソほど不平等な制度だよな〜。わたしはたまたま身内が首都圏に住んでて頻繁に泊めてもらってたからすぐに話がついたけど、ウィークリーを借りるのもホテル暮らしをするのも金額的に現実的ではない。出版社とかレコード会社とか、東京にしかないじゃん。半年のインターンとか行けねえよな。まあ出版社は「学歴」的に極端な例だとしても。インターン自体はめっちゃ楽しかった。
冬
バイト先の早期選考に応募。ES→一次(オンライン、個人)→SPI→最終(対面、個人)で、最終で落ちた。規模で言ったらなんでもローン組めるバチクソ大手だし、バイトしてる学生限定の選考って普通みんな受かるものだと思っていたので「ここで一個ゲットしておくか〜」くらいのノリで受けたのに普通に落ちてかなり予定が狂った。同期が同時期に大手アルバイト先に受かってたから、それも手伝ってかなりメンタルが落ちた。これが三月下旬。一月にES出して最終落選まで二ヶ月強かかって、しかも予想外に落ちたのでけっこうこの先どうしよう感があった。でも四月に山田さんとディズニーには行った(ディズニーはボイコット対象)
四年次
春
三月にバ先に落ちてから、しばらくなにもしていなかった。一社だけダメ元で出したESが通り、三月末から六月末まで某制作会社を受けていた。ここはたぶんES→一次(オンライン、グループ)→SPI→二次(対面、グループ)→最終(対面)で、わたしは二次で落ちた。正直ESもギリギリに出したし一次もぜったい落ちたと思っていたので、二次まで進めただけでも奇跡だったと思う。でも二次まで行っちゃうとえ〜入りたいかも……と欲が出てくるので、ネ…フェスの情報はあんまり見ていないしチケットも結局取らなかった。面接一緒だった子と話したけど、住宅手当なしで中目で働くの普通に無理あるよな。みんな都内の実家から通うしかないだろ。
夏
どうしよ〜の中でESを二社出した。片方はES→一次(オンライン、個人)→最終(対面、個人)で最終落ち、もう片方は説明会という名の零次面接みたいなやつ(オンライン、個人)→一次面接(オンライン、個人)→最終面接(対面)で一次の合否が「一次合格だけど定員に達したためお祈り」という意味のわからない結果だった。本当に意味がわからなくで一回画面を閉じた。前者はまあそんなに熱意なかったんだけど、後者はメガというほどでもないベンチャーで、信じられないくらいチャラいけど正論しか言わない変な面接官が面白かったので、行けたらたのしそ〜と思っていた。でも意味わからん。普通にお祈りしろ。ネ…ケの二次落ちメールが東カレの決勝中に来ていたため、優勝とお祈りの間で情緒! て感じだった。山﨑くん、情緒ハチャメチャオタクと写真撮ってくれてありがとう。
内定先は情報が出るのがめっちゃ遅く、六月末にESを出して八月中旬に合否が出た。ES→一次(オンライン、個人)→二次(対面、個人)→最終(オンライン、個人)。わたしは内定先のことが大好きなので、好きアピールをし続けた結果、選考中にいろいろ褒めてもらってうれしかった。ヘーシャはジェンダー不平等が地の底なので、入社してから改革してやるわい! っていうのはよっぽどタフなひとじゃないとできないけど、御社は本当にわたしがブランドをリードする人間になるぞ! と思わせてくれる企業だな〜ということを再認識した。もちろんソーシャルグッドな企業にも欠陥はあるし、直近で苦言メールを出さなければならないトピックもあったけれど、わたしはこの企業をよりよくしていきたい、なぜならやらなきゃいけないし、そのうえできそうだから、という希望に満ちている。うまくいかないこともたくさんあると思うし、山﨑くんがバレーを続けてくれるのかどうかは不明だけど、いっぱい試合に行っていっぱい観劇できるよう、ほどほどに楽しくやっていきたいぞ。