住まいの保険が間もなく満期になるとのお知らせが来た。2年契約なので、今の住まいに暮らし始めて間もなく2年。猫と暮らさなくなり丸2年だ。
今の住まいに暮らす前、14年ほどを猫と一緒に暮らしていた。
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懐こい子が道端暮らしをしているのを見かけ、かなり迷って決意してスカウト。その後12年を一緒に過ごしたツンデレお嬢様、ふきここと風姫(ふうき)。
何度も一緒に引越したし、東日本大震災や、色々あった12年だった。
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風姫亡き後、傷心の河原で出会いスカウトしたおとなしいチャトラの女の子みかん。みかんとは2年ほどしか一緒に過ごせなかったけれど、コロナ禍の自宅待機など、かなり不安な時期をふたりで乗り越えた。ある意味濃密な時間だった。
また猫とは暮らしたいという気持ちはあれど。されどひとり暮らし。自分自身でさえ先行きに不安はある。切ないけれど…。
猫と暮らしてる間は、「猫が居ない生活はもう思い出せない。どう暮らしていたのだろう」と思っていた。でも猫が居なくなってもどうやらこうやら暮らしている。そして、一緒に暮らした猫は今も胸の中にいて、時に饒舌。
やはり猫と暮らす前の生活は思い出せていない。