本日は町田市立国際版画美術館で「幻想のフラヌール」展を鑑賞しました。
Blueskyに書こうかと思ったけれど、長くなりそうなので久々にこちらに書いてみる
暑い駅前から正午の日差しの中を歩き、公園の森を抜ける。
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到着!
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本日は学芸員さんのギャラリートークがあるという事で、少し早めに着いて観始める。ギャラリートーク前にひと通り回れるかなと思ったけれど、半分も見ないうちに時間になりました。
ギャラリートークは楽しかった。作品の解説もだし、藤田和日郎先生のエピソードとかも良かったです。
さて、その後にお茶をしたりひと息ついてから再度じっくり鑑賞する。
初っ端の木村茂。「白い木のある風景」、湖に立つ木に魅了され何度も戻って観てしまいました。
エリック デマジエール。「バベルの図書館」の挿画も「パサージュ」も延々と眺めていたい。幻想的だけど精密な建築物、大好きです。
そして撮影可能な作品。
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門坂流「荒波」。エングレーヴィングの作品。紙幣の肖像などにも使われる手法。とても精密に描かれる。
先日、NHK「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪」でエングレーヴィングで描くところを見たのだ。あの手法で描かれたのか〜としみじみ。
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蒲地清爾「蜃気楼」。ブリューゲルのバベルの塔を鑑賞した時、つい細かい人物の書き込みを延々と観てしまったのだけど。こちらも同様についつい見続けてしまう。神に向かうのではなく、悪魔が支配しているような塔。怖くて不思議な魅了。
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池田俊彦「嬌態(老腐人)」。怖いけれど楽しそう。オシャレさん。
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西村 沙由里「山越え」。繊細に描かれた龍。
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清原啓子「領土」
繊細で不思議な作品。つい見続けてしまう。
エロティシズムやグロテスクと高貴、様々な作品がありました。綺麗な悪夢のよう。
フラヌールとはフランス語で遊歩者のこと。じっくりじっくり、様々な風味の作品を眺める散歩に時間を忘れ、外に出たら既に夕方の日差し。夢から覚めたフワフワした気分で、また森を抜けて駅へ向かったのでした。
楽しかった!