Galaxy Z Fold 4 を使っている

konoyono
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公開:2023/11/29

2ヶ月ほど前に、Galaxy が出しているフォルダブル端末の Galaxy Z Fold 4 を買った。直近のスマホ遍歴は Xperia → iPhone 7 → iPhone SE と来ており、久しぶりに Android に出戻りしている。

閉じればスマホ、開けばタブレット、といったコンセプトの端末で、物理的にはかなり重い。iPhone SE が138gで Fold 4 は265gなので、倍近い。常に2台のスマホを持ち歩いているような感覚だ。

しかしその重さを除けば端末自体に不満はなく、満足度はとても高い。特に気に入っているポイントを3つほどあげて、つらつら語ってみる。

1. Android の設定がかなり柔軟で、かゆいところに手が届く

これは端末の良さというよりはOSの良さだが、iOSと比べると設定項目の幅広さと細かさに圧倒される。「こういうことができればな〜」と思ったことはOS標準の機能として備わっていることが多い。またOSに近しい部分の動作を制御するアプリも多く、例えばキーボードアプリやランチャーアプリをつかえば、OS標準では実現できない挙動が実現できることも多い。

具体的な例として、特に気に入っているのは One Hand Operation というSamsungが出しているアプリ。これを使えば親指一本のジェスチャーで、どんな画面からでもあらゆる操作を呼び出せる。ホームに戻ったり画面を回転させたりがいつでもワンアクションで済むので、変に手を動かす必要もなく、とても快適に操作できてよい。

2. ちょっとした時間にさくっと電子書籍を開いて読める

電子書籍リーダーとしての使い方もかなり気に入っている。もともとフォルダブル端末に興味を持ったきっかけとして、「スマホを触るくらいしかやることがない」状態によく陥っていたというのがある。例えば子供の横でYouTubeを漫然と眺めたり(横にいないとなぜか不機嫌になる)、バウンサーで寝かしつけをしながら手持ち無沙汰になったりと、育児をしているとそういうシーンがかなり多い。

iPhone を使っていたときは無目的にはてブやTwitterを眺めており、時間の浪費感が強かった。しかし Fold 4 を使い始めてからはパッと開いてKindleなどを快適に読めるようになったので、読書に割く時間の割合がかなり増えた。YouTubeなどの動画サイトも快適に見れるのでそっちに引っ張られることも多いが、SNSを漫然と眺めて溶けていく時間の絶対量は減ったのでまぁ、よしとしている。

3. 写真を取るときに背面パネルにプレビューが表示できる

実際の使用イメージはこんな感じ。

写真撮影時に表示されるプレビューによって子供がカメラのほうをよく見るようになり、笑顔かつカメラ目線のベストショットを収められる割合が高くなった。しかもそんなベストショットをいつでも大画面で見返せる。最高だ。

これまた端末自体の良さではないが、Android(Samsung端末?)の機能として、「はいチーズ」でシャッターを切れる機能があり、これも便利。Fold 4 はデカく、重く、高価なので、片手ホールドでの自撮りのようなリスキーな使い方は極力避けたい。音声認識でシャッターを切れるのでしっかり保持しながら写真が撮れるし、90度に畳んだ状態で端末を机などに置いておけば集合写真も撮りやすい。このへんの細かく気が利いている感じがとても気に入っている。

というので、

周囲でフォルダブル端末を使っている人を見かけることはまだまだ少ないけど、個人的にはかなりおすすめできる。ドラスティックな進化の少ない iPhone に飽きた人は検討してみてください。

ちなみに同系統の最新は Galaxy Z Fold 5 だけど、ヒンジが改良されただけでスペック的にはほぼ変わらないので 4 がコスパよいとおもいます。