東京に来て1年が経った。そしていま、東京発の飛行機に乗っている。
どの瞬間を思い返しても大切なものであり、抱きしめて離したくない。そこで出会った友人たち、拠り所となった場所、日常の景色そのどれもが自分の中に記憶され、存在していることを確かに実感する。新たな場所に進むのはとてもワクワクするし、やりたいことに近づいていることに純粋な嬉しさ期待を感じている。ただ、多くの大切なものを置いていくことが素直にさみしい。とてもさみしい。さみしすぎる。
そのままでいることもできたけど、それらを置いてまでもやりたいことがあるから、その繋がりは絶えることはないと信じてるからこそこの選択をした。
これほど大きなさみしさを抱えながらも、次に進むというこの選択をより価値のあるものにしたいし、そうなるはずだという確証している。
こんなことを考えてたところで、気づいたらあっという間に飛行機が着陸しようとしている。
このさみしさ、そしてこれからそのすべてを抱きしめていってやる。