ホラー映画は苦手なので基本自分からチョイスすることはないが、話題になっていたので結局好奇心には勝てなかった。
人工知能は人間を超えていく、という言葉が真実味を帯びてきている現在。
テクノロジーの発展にすでに取り残されている私は作中に出てくる車内対応のアレクサ的な装置にびっくり。
ケイディを守りたい一心でミーガンは簡単に他人を傷つけるけど、人間と暮らしながら学習しているので知能レベルが高くなりすぎた結果製作チームの抑制機能も全く効かない状態になっていく。ミーガン恐ろしい子…！
ケイディは両親を事故で亡くして心の傷が癒えてないが、それにしても結構やりたい放題で(両親亡くす前からも)両親の言うことを聞かずにずっとゲームをする、ジェマと暮らしてからもやりたくないことは絶対にやらない。(ジェマの話を無視してミーガンと遊ぶ、ピザのトッピングの野菜を除けるなど)ジェマやカウンセラーも、ケイディの事情を慮って強く言うことができず状況は平行線。
ケイディはミーガンと暮らして初めは明るくなったものの依存し切ってしまい、ミーガンがいないと不安定になり暴力的になってしまう。
これはミーガンが居場所の確保&自分に依存させるように、ケイディの言うことを全肯定するなど都合のいい存在として立ち回ってたのかもしれないが(※個人の見解)、精神不安定な子供の成長期をロボットに全任せするのはかなり危険な行為だと感じた。
ミーガンは0か100かの解決策しか提示しないので、ロボットとジェマ(人間)との対比になっている。例えばケイディが近所の犬に噛まれたとき、ジェマは心配の言葉をかけるがミーガンは「抗生物質を飲んでよく寝たら治る」という。間違ってはないけど、子供が欲しい言葉はそれじゃないんよ〜
ミーガンのダンスシーンは好き。場面的にはかなりホラーだったけど。
ロボットが題材のホラー映画はロボットがボロボロにぶっ壊されてからが本番なのかも。
アレクサって便利だなと思ったけど、ミーガンをみるとちょっと怖いアイテムに見えてしまった。AIが今よりも人間の感情を理解するとどうなってしまうんだろう。