親父と見に行った映画

Kota
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このトレーラーを見て、小学生のころ親父と映画館に行った記憶をふと思い出した。たしか、ゴジラやクレヨンしんちゃんとかを見に行ったはず。モスラの歌が頭に残っている。半袖を着ていた記憶があるので夏だろう。

僕が育った北海道苫小牧市は、当時は駅周辺に映画館が1つあり、映画を見るといえばそこだった。他にもあったかもしれないけど、小学生だった僕は行動範囲が狭かったし知る由もない。家から駅までは車で15〜20分くらい。自転車だと40分くらいかかる。

なんせ田舎だし、1998年頃だったので娯楽といえば映画館くらいしかない。インターネットもまだ庶民までは降りてきてない時代だ。

そういえば上映中、親父はいつも寝てた。でも特に気にしてなかった。娯楽が何もない田舎で映画館に行けることが嬉しかった。そんなに頻繁には行けなかったし。

映画館ではパンフレットがもらえたり、クリアファイルや限定グッズが買えたり、それも楽しみだった。買ってもらったクリアファイルとかグッズとか、捨てないでとっておけばよかったかもしれない。

今まで完全に忘れていたのに、このゴジラのトレーラーを見て急に思い出した。そう思うと、小さい頃に連れて行った場所は覚えてたりするもんなんだな。現状、親父とはそんなに話す仲ではないけど、こういうことを思い出すとなんかこう、つながりとやらを感じる。

今年から娘が小学2年生になる。理解力も高くなってきた頃だし、一緒に映画館に行ってみようかな。年少に上がる息子はまだもうちょっと先だな。まず映画館でじっと座ってられない。

映画館だけじゃなく、キャンプや釣り、雪山とかいろんな場所に連れて行きたい。今は大阪に住んでるけど、一緒に北海道一周もやってみたい。

こどもたちが大きくなって、「そういえば親にいろいろ連れて行ってもらったっけ」と、ふとしたときにでも思い出してもらえたらいいかな。

@kota
大阪在住の道産子、夫、父、ソフトウェアエンジニア。誰のためにもならない自分語りを書きます。