機材
真空管アンプ RFTLYS A2 KT88 Push Pull

RCA プローブ 自作

ダミーロード 8Ω 自作(メタルクラッド抵抗利用)


オシロスコープ
信号生成に利用したソフト
測定方針
1kHz正弦波:基本動作とクリップ確認
10kHz正弦波:高域が普通に出るか
20kHz正弦波:高域端の確認
1kHz矩形波:過渡応答のざっくり確認
10kHz矩形波:趣味と DAC 拷問の境界線
すべて左 Ch のみ計測
DAC -> Amp
サンプリングレート 384kHz
Topping EX5
1kHz 正弦波

10kHz 正弦波

20kHz 正弦波

1kHz 矩形波

10kHz 矩形波

Amp -> 8Ω ダミーロード(謎真空管 KT88)

純正の真空管。恐らく中国製OEM管で一本 10 USD 前後? 正体不明。
バイアス 40mA
1kHz 正弦波

10kHz 正弦波

20kHz 正弦波

1kHz 矩形波

10kHz 矩形波

Amp -> 8Ω ダミーロード(PSVANE Horizon KT88-AT)

バイアス 40mA
1kHz 正弦波

10kHz 正弦波

20kHz 正弦波

1kHz 矩形波

10kHz 矩形波

解説
真空管アンプ RFTLYS A2 について、純正 KT88 と PSVANE Horizon KT88-AT へ差し替えた前後の、小信号時における波形応答を比較した。
注記:本測定では歪率の定量評価は行っておらず、微小な歪み差は測定分解能外である。
結論として、今回の小信号波形測定では、両者を判別できるような差は確認できなかった。
1kHz から 20kHz までの正弦波には、目視できる顕著な歪みや振幅低下は見られなかった。1kHz 矩形波でも大きな傾きや異常なリンギングは確認されず、応答は良好だった。
10kHz 矩形波ではオーバーシュートと短いリンギングが確認された。ただし、アンプ入力前の DAC 出力にも同様の波形が存在するため、アンプ固有の不安定性とは判断できない。
純正 KT88 と PSVANE Horizon KT88-AT の出力波形に明確な差はなく、今回の条件では両者とも正常に動作していると評価できる。
所感
概ね予想どおり、今回の測定範囲では、KT88 の交換による大きな差は確認できなかった。
おおよそ 10 USD から 77 USD 程度の真空管へ交換したため、価格差に見合う電気的な差が現れれば面白かったが、少なくとも小信号時の波形には現れなかった。
RFTLYS A2 自体も中国製の廉価なアンプではあるが、基本設計と基礎性能は比較的まともであり、単純な小信号を入力した範囲では、妙な歪みや不安定な挙動は確認されなかった。
最大出力付近の歪み、バイアスの経時安定性、個体差、寿命などは未評価であり、その点については今回の結果から判断できない。
あとは見た目と所有感と気分であろう。
趣味の世界では、それも立派な性能の一部である。