はじめに
2023/11/22、30回目の誕生日を迎えた。
自分でもびっくりしている。まさかこんなに早く、未熟なまま30歳が来るとは。
そしてまさかまさか、そんな記念すべき(記念せずともちょっと忘れられない)日の数日前からインフルエンザに罹り寝込んでいるとは。こんなにうつけた20代の終わりと30代の始まりがあるとは思わなかった。
とはいえせっかくの誕生日。何か意義のあるものにしたい。
そう思いたち、昔から細々と呟いては見返すこともしなかった夢日記を、ちょっと調えた体裁で書きはじめてみる。
きまりごと
・無理に思い出せない、書きたくないものは書かない
・全てを明確にしようとしない
・夢にひっぱられすぎない
・順序がバラバラでもいい
①虹と湖
お城の天守閣のような日本の古い建築の3階以上の所から景色を眺めていた。
下には湖畔のような水面があり、その上には虹がかかっていた。
霧のせいか、虹は少し乳白色がかってみえる。でもそれが一層湖畔の景色と相まって美しかった。
男の人だろうか、誰かが「珍しくもなんともないよ」と言っていた気がする。
珍しくなくても綺麗なものは綺麗だよ、と伝えた。
ふと、夜の虹の方がもっと珍しいから?という言葉が頭をよぎった。
②とある男性の吐露
先程の虹を見た建物と関わりがあるのかもしれない。群青色の着物を着た30代ほどの男性がある青年から何かを求められていた。
男性の印象はパッと見、『蟲師』の化野先生に似ていた気がする。
青年から何かを求められていたけど、とてもじゃないが承諾できない、という雰囲気を醸し出して苦しんでいた。
その男性の吐露は
・妻が先立って以降、婿養子に入って身寄りのない俺を世間から庇うように「妻に先立たれて気がおかしくなった男だ。家に閉じこもって、裏庭に道教のまじないで作った像を置いて妻を蘇生させようなどとしている」という体裁でこの家に住まわせ続けてくれたあの人には恩がある。おかげで俺はこのご時世においても精神を病んでいるからと徴兵にも行かずにすんでいる
・そしてあの人は妻の親類縁者でありながら、俺が衆道者で妻にはなんの恋慕も抱かず、ただの契約的な婚姻だったことを咎めもしなかった。さらには俺がその後同じ衆道者と契りを交わしていることも咎めずにいてくれている
・その恩に背いて君の気持ちに答えるなんて不義理は出来ないよ
との事だった。
「あの人」に縛られている男性は、ずっと後ろ姿しか見せてくれなかった。
③ライブ帰りの古代競馬
大好きなとあるヴィジュアル系バンドのライブに行った。なんばHatchのような会場で、終演後グッズを買いたくなって、物販ブースに向かう。
その前にお手洗いに入ったら、びっくりするほど髪の毛はボサボサ、染めた色も似合ってない。化粧もボロボロ。
服の素材もテイストも色も似合ってないし、汗でシャツの染料が色移りして酷い有様だった。
一人だけ暴風雨の中痴話喧嘩をした帰りのような有様。
グッズ買うとはいえ、これは1回身なりを整えなくては。
出入口のロッカーに預けているカバンを回収して、化粧だけでも直そう。
そう思い、一旦会場の出入口に向かう。
そうしたら、会場のすぐ横には競馬場(と言っても市民野球場くらいの大きさ)が広がっていた。
競走馬たちがコースを走っていたり、柵に繋がれて出番を待っていたり。
でも騎手の様子がおかしい。
全員外国人男性でイケメン揃い。金髪碧眼から黒髪褐色まで見目麗しい人達ばかり。
なのだが、何故か全員全裸。
……全裸で競馬をするの?色々と大丈夫?と、さすがに夢の中でも思った。
局部はさすがに見えなかったし見なかったが、全員見るからにすっぽんぽん。
移動中は温泉よろしくフェイスタオルで申し訳程度に隠したり、薔薇(薔薇!?)で隠したり。
もうニュアンス的には大量の男前たちがAPHのフランシスが股間に薔薇咲かせて歩いてる様なもの。そしてその格好で競馬をするというものだからよく分からない。
夢の中の私は「全裸で競馬」という情報をどうやら「古代ギリシャのオリンピックみたいなものやってるのか!古代競馬ってわけだ!」と認識していたようだ。
そしてそのままライブグッズを手に入れるべく物販ブースに戻っていった。
最後の夢だけ様子がおかしい。
でも絵面的にはすごくめでたい感じだったし、誕生日に怖い夢見るよりよほど良かったのではないかと思う。
以上、本日の夢でした。