天国に行った憧れのアーティストさん
最近逝去された某アーティストさんの舞台の裏方スタッフになっていた。そのアーティストさんと出番が来るまで楽屋で会話している。
アーティストさんが桃のヨーグルトシェイクを飲んでて「こういう味の予想がつかないものが好きなんですよ」と言ったり、ゴシックな雰囲気からは想像もつかないほどゆるい漫談をされている。
確か生前は猫ちゃんとワインが好きだったけれど、それ以外はどんなものがお好きだったんだろうとふと考える。
好きなアーティストではあるけれど、ライブも行ったことない。生前(と言う表現も悲しくてやりきれないのだが)の姿を生で見ることは叶わなかった。ただただ彼の声と世界観と、その曲が好きでそれ以外はどうでもよかったのだと気づいた。
出番が近づいたという知らせが届く。
そうしたら、一気にゆるんでいた楽屋の雰囲気がピリッと黒曜石を研ぎ澄ましたかのように変わった。顔つきがアーティストになっていた。一瞬でこうも変わるのか…!かっこいい…!と見とれていたら「飲みかけのそれ(桃のヨーグルトシェイク)、残り飲んでいいからね」と言いのこし、楽屋を立ち去っていく。
……恐れ多くも間接キスできるか!?!?と慌てる夢だった。
実はその数日前にもふらっと夢に出てきてくださっていた。
こんなファンの末端の末端のような私の夢にも出てきて下さるなんて、天国に行って余計忙しくしてらっしゃるんじゃないだろうか。
献花式にはついぞ行けなかったけれど、添え書きしに行って、かっこいいトレーラーを見て、グッズも少し買った。これが最初で最後の現場になるかは分からないけど。
きっとあの世でも沢山のファンを抱えて、最高の世界観で音楽を奏でられてると思う。
私があの世に行ったら絶対生でスピードとJUST ONE MORE KISSを聞くんだ。
白髪のおばあさん
昨日の人(23/11/11の夢)とは違う白髪のおばあちゃんが出てきた。
ビジュアルは銀の匙の御影のおばあちゃんみたいな感じ。
そのおばあさんに、
「あんたはもっと休め」
「なんで体傷つけるくらい追い詰めてる?」
「自分を追い詰める基準が戦後になってるよ」
「ほぐれなさい」
と言われる。本当はその人に、これから仕事を辞めて新しい仕事に就く際のアドバイスや指示を貰いに来ていたのだ。
でもおばあさんのその一言で、聞いてた他の女の人が休んで、自由にして、って声をかけてきた。
お言葉に甘えて「そしたらもうちょっとお休みします」と伝えて退席することに。
その後
「あの子はあれだけしか給料貰ってないの?嘘でしょ?」
「今の2倍は貰っていいはずだよ」
「求めてる所と違うけど■■方面が良いんじゃないか」
「そう思った、■■の藤井さんからもちょうど同じこと言ってたのよ」
と聞こえて来た。
なんだか仕事の斡旋とか紹介をしてくれそうな雰囲気を醸し出していた。
けれどそれより嬉しかったのは、自分の弱さとかうじうじして誰にも言えないことを力のある人がどうした?って声をかけてくれたこと。
夢の中だってことはわかってる。
でもそれだけで多くの人に私の気持ちを分かってくれたような謎の感情が湧いてきた。