ド偏見でものを言うが、基本的にヲタクっぽさのある人間は視野狭窄がすごい。
学生時代に派手なグループが笑っているとうるさく感じたものだが、あれは自分のグループでないが故にそう思うだけなのだ。多分自分たちの方がうるさい。気付いていないだけで……。そして、ヲタクのグループは後ろを通ろうとしても気付かないが、派手なグループは後ろを通ろうとすると声をひそめて避けてくれるものだ。ここに社会性の違いが出ている。ヲタクの半分は社会性のなさ故にヲタクとなったもので構成されている。最近はカルチャーを程よく摂取するのがイケている人間とされる風潮が少しあるため、まとも人間のヲタクも増えてきた。おかげで見目を気にする人間が増えたのもよい変化といえる。
さて、人間は年を取れば取るほど悪化するもので、いわゆるヲタクの自分もよくない部分を直そうとしてきたが、これが良くない。社交性の笑みもリップサービスも、既に墓の中だ……。土の匂いがするといっても良い。
世の中で良いとされているものに馴染もうとした結果、いっちょ前に病んでいるのだから始末に負えない。
アニメは素晴らしい道徳性や、優しさの形を時折提示してくれるが、それらが自分に馴染むことは一切ない。隙と中途半端な正義心が、人生において数々の過ちを生んできたからだ。そしてこの言葉にすらも客観性は存在しない。既に終わっているのだ。何もかも。