光回線の繋ぎとしてWiMAXを使用した話

kou2
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2021年に引越した際、ちょうど光回線の注文受付システムが障害でストップし工事が遅延したことがありました。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000811251.pdf

4月に申し込んだ工事申し込みは7月の引越に間に合わず色々あった末に10月に実施されましたが、その間の家庭内にあるネットワーク機器のインターネット接続を代替として、WiMAXを使用していました。

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WiMAXとは

2001年12月に策定された、中距離(「WiFiより長距離」的意味で)での無線通信規格。詳しい仕組みは省略するが、エリア内であれば窓際にWiMAXルータを設置するだけでWiFiスポットとして活用できる。

日本だとUQ WiMAXが有名。

UQ WiMAX エリア検索

https://www.uqwimax.jp/wimax/area/map/default/

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わざわざWiMAXと新規契約し、機器を全部購入していたのでは費用が掛かりすぎます。

そこで当時、DMMが提供されていた「いろいろレンタル」サービスでWiMAXルータを借り受け、工事が始まるまでの短期間の方針で活用することにしました。更に、既にブロードバンドルータ以下に構築された機器を全部WiMAXに繋げなおすのも非常に手間であり、一部の機器は有線LANのみであるためそのままでは接続できません。そこで、WiMAXはブロードバンドルータの外に設置し、これまで光回線が担当していた外との通信のみを受け持って貰うことにしました。

下の画像はその時の構成図です。

レンタルしてから気付いたのですが、WiMAXルータも種類によって有線LANポートがある物とそうでない物があります。

有線LANポートがあればそのままブロードバンドルータに接続して使用できた(構成図の右上部分)のですが、自分がレンタルしたモバイルルータ型にはありませんでした。そこで少々変則的ですが、WiMAXが出力する無線LAN回線を、有線LANポートを持つ無線LAN中継器で受信して、有線LANポートからブロードバンドルータに接続する方法で解決しました(構成図の左下部分)。

もしこの備忘録を参考に構築を検討されている方は、レンタル/購入の際は有線LANポートの有無を確認した方が良いでしょう(単体では有線LANポートが無くとも、オプションのクレードルに付いている物もあります)。

なお、実際に運用していた感想ですが、WiMAXルータが稼働中は触ると火傷しそうな発熱をしていました。

それが原因か数日に一度は回線が止まる現象が起こり、一度電源を入れ直すと復旧したことから熱暴走を起こしていたようです。今回のケースなどに使用する場合は、大型のホームルータ型の方が良いと思います。