※希死念慮について言及しています。
先日から急に片付け欲に駆られて主に本類をもりもり片付けている。綺麗なものは先週ブックオフにどっさり持ちこんだ。いまどきはフリマなのだろうが、細々した手続きを考えるとそれだけで寝込みそうなので、近場にブックオフがあって助かった。(宅配買取もあるけどそれも手続きがめんどうくさい)
一昨日から手を付けているのは、物置や部屋の奥に眠る段ボールの中身を発掘する系の作業である。たとえば大学卒業後の引っ越し時にひとまず実家に送り付けた、ワンピースとハンターハンター全巻(当時)段ボール2箱分。テニミュ関係は実家に戻ってすぐに売っていたが、そのときは手放せなかったのかパンフが2冊だけ残っていた。あと存在をすっかりわすれていたクロコダイル氏のフィギュア(造形王のやつ。か、かっこいい~……)。その他たくさん。そもそも今寝起きしている部屋の一画には大学入学(県外への引っ越しを伴う)直前にとりあえずまとめた漫画類がそのままになっていて、手を付けたら終わらなそうだと思って実家に戻ってからも見ないふりをしていた。あとどうせすぐ死ぬのだから片付けても無駄だと思っていた。しかし先日のブックオフがきっかけになったのか、過活動ぎみなことも作用し、ついに手を付けてしまった。特にBGMは流さず、作業終了のアラームを設定し、黙々と古紙回収に出すため漫画を紐で束ねたり、売るものを選別する作業を昨日今日とひたすらやった。
交友関係をリセットしてしまう、ということがわたし自身よくあるが、過去の自分に対しても同じようにリセットをかけたくなってしまう。わたしは日々こつこつ掃除をするのが苦手で(最近ようやくルーティン化してきた)、掃除は非日常の部類に寄っていて、ちょっと儀式的な感覚がある(ルーティン化も儀式かも)。涼しくなってきてからユウウツとネンリョの距離が近いし、なんとなく生前整理みたいだと思った。実際その要素はゼロではないが、整理された本棚を眺めるとまだまだ読んでいない本がたくさんあるし(改めて眺めると自分の本棚って最高だ)、好きな作家さんの新刊発売日も決まっているし、犬はまだぴんぴんしているし、死ぬのはもう少し先にしておく。30になったら死のうと思っていた代わりの片付けなのかもしれない。自分の過去をリセットする代わり、疑似的な自死みたいな片づけはこれからも定期的に行われるのかもしれない。そういえば、仕事を辞めてアパートを引き払うときも、家電や家具や日用品のほとんどは不用品回収に出していた。大学入学から使い続けた愛着のある家具もあったが、そのときも死ぬから別にどうでもいいやとすべて回収してもらったのを思い出した。なんだかんだで生きている。
それにしても、ちょうど気温が上がっている日にわざわざ汗だくになってやらなくてもいいのに。でも衝動に勝てなかったんだよ…。突然あれこれ動き始めて全身痛いし、反動でユウウツの波が来て動けなくなったりするし、暑い場所とエアコンの部屋を行き来したせいかまたお腹の調子は崩すし、いいんだか悪いんだかわからない衝動的な片付け期間だが、昼間にシャワーを浴びたあとのアイスティーは心なしかいつもよりおいしいので、まあよしということにしたい。
ところで、どこかに書いておかないと忘れそうなのだが、そろそろお友達の結婚式に出席するための服などを用意しないといけない(書いていても気づいたら予定の1週間前とかになっていて、泣きながら用意していそうだ。目に見える。いつもそうだから)。結婚式に出席したことがないので、そもそも結婚式って何をするのかわからない。披露宴とは別なのか。ていうか現代の結婚式ってなんだ(???)わたしにとって最初に結婚式に招待してくれたのはいとこで、たしかわたしは高校生だったが、何か理由をつけて断った。当時はフェミニズムという言葉も、自分の特性やセクシュアリティやなぜこんなに毎日生活するだけでしんどいのか、何も、何もかもわからなかったし、それは私自身がとにかく規範意識が強くて従順だったからなのだが、結婚式の誘いが来たとき、猛烈に恐怖に襲われたことは覚えている。いつかは自分も結婚するのだろうと自ずから思い込んでいた当時であってもだ。年齢的に、大学の同期などからたびたび結婚報告とともに式への誘いが来るようになったが、一度は行くと連絡しても、招待状が来るとどうしようもなく恐怖に駆られて、結局断ってきた。でも今回出席予定のお友達の式だけはできれば出たいので、どうにかがんばりたい。ドレス的なワンピースは絶対に着たくないと思っていたら(自分で着たいタイミングならいいのだ。ああいう場で着るのが心底嫌だ)、BOYSHEというブランドからくびれのないスーツが発売されていると知ったので、他にも探しつつ、候補にしたいと思った。ラインのストレートなスーツならば、インナーはデコラティブなでっっっかいリボンのシャツにしたい。シンプルなリボンタイでもいいかもしれない。フォーマルに合わせていいのかわからないがHARUTAのスポックシューズほしいな~、あとaceリングとしてでっかい石の指輪がほしい。でも石は紫っぽい色がいい。最後のはただの物欲です。
わたしはシスジェンダーとして生活しているし、セクシュアリティは「擬態」に慣れているので困難は少ないほうだろう。それでもやはり現地で起こりうる会話や対応などの数々を想像すると恐怖だ(あくまで想像なのだが)。社交不安も多少(多少は)ましになってきたとはいえ、集団は久しぶりなのでこわい。あと久しぶりに会うひとって余計にこわい。不安を一旦頭の外に出したかったので書き連ねてみた。次回のカウンセリングで話してみてもいいかもしれない。
それにしてもめっっっちゃ片づけたし買取見積も頼んだしさすがに疲れた。でかい反動が来なければよいのだが。
おわり