皆さんこんにちは。SideMの9thライブの日がどんどん近付いてきましたね。この間まで春だった気がするのに…。
さて、アイドルマスターの一部のプロデューサー達の間にはとある文化があるのをご存知でしょうか。
そう、名刺交換です。
そんなプロデューサーたちの文化に便乗し、名刺を作成したことが一度だけありました。
そのときの写真がこちら。

ゴールド印刷を試みて失敗し、ガラスペン用インクで着色した図です。
↓こんな感じになるはずだったのですが、私の濃度設定が悪かったせいで全くゴールドが出ないという出来に…。(印刷所さんは全く悪くありません)(裏面のベタ100%のゴールドはバッチリでした)

こちらの印刷所、プリンパさん(https://www.prinpa.net/)では色々な印刷法を行っていて、ゴールド印刷はその中のひとつだったのですが、色々眺めているともう一つ気になるものが。
活版印刷……!そういうのもあるのか……
このときは制作がギリギリで、活版印刷の納期にとても間に合わなかったため「次作る時は絶対活版にする…!!」とこのとき心に決めたのでした。
これが今回活版印刷することになったきっかけです。
印刷所選び
そんなこんなで当初はプリンパさんにお願いする気満々だったのですが、参考までに他の方が活版印刷でどんなデザインにしているのか検索してみたところ、なんと多色刷りができる活版印刷のお店があるという情報を得まして、こちらに挑戦してみることにしました。
複数の印刷所があったのですが、過去の制作事例などを拝見して特に魅力的に感じたCAPPAN STUDIOさん(https://cappan.co.jp/)にお願いすることにしました。
もしご興味があったらぜひ制作事例のページを見てみてください。
どのデザインもすごく素敵でいて「こういうこともできるのか…!!」と活版印刷の無限の可能性を感じて気が付くと数時間経っています。
入稿用データ制作
①クリスタでイラスト&デザイン制作
そして制作したのがこちら(ドン!)

前の名刺とあんまり変わんねぇ~!!って感じがありますが、この3人を絡ませる図を考えるともう漫画みたいにするしかなく、この感じで落ち着きました。
いいんだよ、前よりちょっとは上手くなってると思うから(セルフフォロー)
↓物好きの方のための絵ができるまでの過程です。

一枚絵を描くときはだいたいポーズ人形を使う(全くポーズが浮かばないので)

秀の口をネコチャンにするか迷った形跡がある

だいたい使っているのはしげペン(モノクロ用)です

空白恐怖症なので寂しいところにトーンを貼ることにした
あとは背景色や目の色を入れて完成です。
左端のウニャウニャ(?)は名刺デザイン集を眺めているときにそんな感じのがあり(まんま流用ではないです)、斜め線は好きなのでまた入れました。
色んなとこぼこぼこっとできたらいいなと飛沫を入れたり。
クリスタの作業はこれにて一旦終了で、次の工程に移ります。
②イラレデータ(aiデータ)へ変換
印刷所さんの方で受け付けている入稿データの形式が.aiデータのみで、アウトラインの作業が必要とのことで(イラレを触ったことがないためこの辺の知識が乏しいです)、イラレデータ制作を生業としている後輩ちゃんにデータの変換をお願いしました。
ちなみにこの作業は印刷所さんの方でも有料でしていただけるそうです。
後輩ちゃんの方で線をイラレデータに変換、確認、一旦クリスタの方で修正(線の太さを変えてみたり、0.1mm以下の線を取り除いてみたり)、イラレデータに変換…というのを何度か繰り返し、出来上がったのがこちら。

活版印刷しやすそうな線になっててすごい(感想)
文字サイズも大きくしてもらった。背景色は私が指定したDIC番号を再現してもらっています。
このとき背景色ちょっと濃いな…?!と思ったのですが、職場でサーーッと借りて見たDIC色見本で確かにこの色がいいと思った(はず)なので自分を信じてこのままいくことに。
その後.aiデータと見本のPDFを入稿し、不備なしの連絡があったのでほっと一安心。
実物が届いた
入稿から2週間後に発送され、次の日に到着しました。
そして届いたのがこちら!(そのときのツイート)
めっちゃいい感じ!!!!!!!
色はやっぱり濃かったのでア~ッ😂と思いましたが、黒が潰れてるわけでもなく全然ありでしたし、こちらも指定通りで私の不手際なので次は希望の色と近い色のDIC番号を後輩ちゃんに指定してもらおう!!!と思いました。(人頼りでゴメン!!)
動画の方がぼこぼこ感が分かりやすいかもしれません。
当日ひとりではないため、もしお会いできそうなタイミングと時間があれば&相互フォロワーさんに限りという感じになるのですが、交換(もしくは一方的押し付け)させてもらえますと大変嬉しいです。
紙の種類を変えてみたり空押ししたり、お財布に余裕があったら両面印刷にしたりもしてみたいのでまたやってみたいなと思いつつ。
活版印刷の名刺を作ってみたいな~という方の参考に少しでもなっていれば幸いです。
それでは!!!