ひざに乗るねこの話

くろくす
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 タイトル通りです。しずかなインターネット第3回は、ひざに乗りたがるうちのねこちゃんについてです。

 いちおうねこちゃんの紹介画像を載せておきます。かわいいおばあにゃんです。

 ねこちゃんは人間のひざに乗るのが好きです。机に向かって作業しているとき、ベッドに腰掛けてぼーっとしてるとき、食卓でテレビをみているとき……、足元にトコトコとやってきてみゃおんと一言鳴くのです。

 その後、一回立ち上がって膝を眺め、登れる高さかチェックし、ン〜〜〜〜……とだいぶ長い心の準備をしてから膝の上に飛び上がってきます。

 ねこちゃんはおばあにゃんなので、ふだんのコンディションで飛び上がれる高さは人間の膝程度です。抱っこしたれやという話なのですが、ン〜〜〜〜……と心の準備をしているときの顔が、かなり真剣でかわいらしく、ついつい見守ってしまいます。

 膝に乗ったあとも可愛らしく、そのまま丸くなって、人間のてのひらに頭を押し付けて、ねこちゃんはすやすやと眠り始めるのです。

 ねこちゃんと共に暮らしている人間としては、ねこちゃんにお膝に乗ってもらう光栄はなにものにも変え難く、勉強していようが作業していようが何していようが、全てをな 投げ捨てて、猫の為の椅子になりたくなります。

 ……が、ねこちゃんを膝に乗せるにあたり、ひとつ問題があるのです。人間は高い椅子と高い机が好きです。ゆえに、座っている人間の膝は傾斜しているのです。ねこちゃんがひざに落ち着いていられる角度を保つのは……疲れるのです。人間が疲れるとねこは膝から下ろされ、ミョオ〜ン……と名残惜しげに鳴くのです。

 ねこちゃんの悲しげな声を聞くのはとても胸が痛みますので、人間は最近、猫をだっこするスリングをAmazonさんで買ってみました。猫に首かけかばんに入ってもらう寸法です。

 本日それが届きました。(なんとも日記っぽい内容だ)早速、ねこちゃんが乗りたがるタイミングを見計らい膝に広げ、ねこちゃんを招き入れてみました。

 ねこちゃんは若干不審そうに嗅いでいたものの、害はないと判断したのかそのまま座り込み、いつものように丸くなって眠り始めたため、人間はこっそりとスリングの布を広げ、ねこちゃんを包むなどしてみました。

 ねこちゃんがスリングに入ってくれる日はくるのか、こないのか……。スリングに入ったねこちゃんをぶら下げて作業するのはそれはそれで別の問題が発生しそうだな……などと考えながら、様子を見ていく予定です。

 ねこちゃんがスリングに入ってくれるようになったらまた報告しますね。

 こちらは今日のねこちゃん。赤外線ストーブの前であったまっています。

 猫が丸くなることをアンモニャイトと呼ぶようですが……足がでていますね。

 それではまた次回

バイバイ!

@krks
くろくすです。絵を描いています。Twitterとみすきー(でざいん)にいます。