出産のこと

くろかわ
·

そろそろ忘れるから書き残しておく。

生々しいしセンシティブだから注意してくれよな。

2022/3/25

出産予定日前日。最後の妊婦検診。まだ子宮口が2cmで、体重も増えてきていて母体がしんどくなっちゃうから早く産んじゃおうねということでぐりぐりされる。たくさん歩けって言われてたけど腰痛ひどくて全然歩いてなくてすまんな。明日には陣痛来るかもねと言われた。そんなまさか~。

2022/3/26

出産予定日当日朝。この日は夫が仕事を休んでくれていた。買い物行こうねって話していたんだけど起床後すぐに定期的な痛みがある。10分に1回。病院に連絡してって言われていた間隔。それでも「いや、これは違うかもしれん…」となぜか後回しにしようとする私(歯医者みたいなもんでわかってても怖いのよ)と「絶対陣痛だから早く病院に電話して」とあきれ顔の夫。病院に電話して入院バッグのチェックして出発。

病院に到着して診てもらったら子宮口4cm。陣発入院確定。本当に翌日陣痛きたよ先生すごいね。コロナ禍だったこともあって夫とはお別れ。孤独な闘いのスタート。

夕方に粘液栓が出て待機室からLDRに移動。

19時くらいには陣痛の間隔が3分くらいになってきて何かを握りしめてないと耐えられなくなってきた。気をそらすために陣痛計測アプリでずっと記録つけてた。当たり前だけど私以外にも患者さんがいるし、みんな仕事あるから助産師さんはなかなか部屋にきてくれない。まじでさみしい。コロナ禍うらめしい。「あとどれくらいで産まれますか…」「今日中に産まれたらいいかな~」まだ19時ぞ。絶望。

22時くらいに破水。このころにはほぼパニック。もう無理~、嫌だ~って助産師さんに泣きついてた。手術着?スクラブ?を着た助産師さんとお医者さんが入ってきていきみ許可が出た。しかしもう体力が残っていなくて力が入らない。頭が股に挟まってる感覚はあるんだけど最後までいけない。酸素吸入がはじまって、先生から「赤ちゃんもお母さんも苦しくなっちゃうから注射で薬を入れて進めてみよう」と言われる。注射大嫌いむりむりかたつむり。めっちゃ力出てきた。ぱわー。急に産まれそうになって先生たちちょっと笑ってた。注射いらないです~って言ってた。だって注射嫌いなんだよ。

ほどなくして出産。元気に声をあげてくれた。51cm、3376g。五黄の寅年、一粒万倍日、天赦日、寅の日、なんて縁起の良い日に産まれてきてくれたんだ。はじめましての一言は「がんばったね」だった。わたしもがんばったよ。一緒にがんばったね。

そのあと切開したとことか急にいきんで裂傷できちゃったとことかを縫合した。出血は800ml。貧血がやばい。

夫に連絡して1時間くらい一緒にいさせてもらった。

入院してる間に咲き始めだった桜が退院する頃には満開になっていた。退院日に車のサンルーフから見た桜は一生忘れないと思う。

予定は無いけど次があるなら絶対無痛分娩にする。

@krkw1217
宝くじを当てます