※この記事は「おたそ~Advent Calendar 2024」19日目の記事です。
クロすけです。去年は長岡花火のお話をしましたが今年も新潟県の話題ということでひとつよろしくお願いします。
最初は映画まとめをしようかなと思ってたんですが今年鑑賞した映画の本数を確認したら100件くらいあったのでまとまんねえなこれ!となったためやめました。観すぎである、だがそれでいい。映画鑑賞は楽しいからね。
じゃあどうするか、となったときに記事タイトルでもある「にいがた酒の陣」2025年開催!チケット販売日も決定!というお知らせが公式から舞い込んできたので良いタイミングだ~となり、急遽こちらを記事として上げることに決めました。お酒を嗜む方はもしかしたら聞いたことのあるイベントかも知れませんが、よろしければお付き合いくださいませ。
「にいがた酒の陣」とは
まずは公式サイトをざっと見てもらえると幸い。簡単に言えば「新潟の蔵元が一同に介して日本酒のイベントをやる!」というもの。会場内では各ブースにおいて日本酒の試飲が基本無料(一部有料)、飲食出店あり、購入品の配送サービスあり、と酒飲みには至れり尽くせりの内容。ちなみに開催日は基本的に3月の第二土曜&日曜日となっております。
2004年から始まったイベントで2012年には来場者数が10万人を突破、その後もコンスタントに参加者数を伸ばし2019年には14万人超、新潟のイベントとしては最大規模のものとなりました。全国ニュースで取り上げられる回数も徐々に増えていったと記憶しています。
で、2019年は参加者数の増加に伴い現地での対応や来場者のマナーについてちょっと言及されたりもあって来年はもっと良いものにするぞ!と意気込んでいた矢先にそう、コロナ禍です。これ読んでる人が全員遭遇したアレです。上で「開催日は3月の第二土曜&日曜」と書きましたが2020年の3月ってコロナが一気に広まった時期だったんですよね。なのでこの酒の陣もその煽りをモロに喰らってイベント中止となってしまいました。その後は皆さん御存知の通りの世の中。
2021年の開催も難しいとなって二年連続の中止、来年はどうなるんだ…もうやらないのか…となっていた2022年、ようやく?イベントの開催緩和が行われ始めてにいがた酒の陣も開催します!とのアナウンスが。ただ今までの形式ではできないということで(2019年までは来場制限がありませんでした)それまでの二日間開催から日数はそのままに午前と午後にそれぞれブロックを分けた四部構成・各回750人限定という小規模で再開が決定。イベントタイトルも2022年に限り「にいがた酒の陣 NEXT」と銘打って本開催への橋渡し的な役割を持たせたものとなりました。
にいがた酒の陣 NEXT(2022年)
というわけで二年ぶりの開催となったにいがた酒の陣、日程も大幅な変更となってこの年は10月の第二土曜&日曜開催です。ええ、チケット取って友人と日曜午後の部に行ってきましたよ!自分にとっての酒の陣初陣はこの年です。感慨深い。
開催場所はG7サミットも行われた朱鷺メッセ…の隣にある「万代島多目的広場 大かま」。750人制限だと朱鷺メッセ会場では大きすぎるということでこちらに。
ちなみに朱鷺メッセはこの大かまの真横にあるんですが、ホテル日航新潟が併設されているのでここで宿泊予約を取れれば徒歩1分で会場入りができます。せっかくだからと奮発して宿泊しましたが施設の内容や従業員の方の対応含め非常に良いホテルでした。新潟市内へのアクセスも悪くないのでオススメです。
会場はこんな感じで奥の方に酒蔵や飲食ブースがあります。ビニールシートがコロナ禍を感じさせますね。
この年は感染対策も兼ねていたせいか出店酒蔵も土日で入れ替わったため全てのお酒を堪能できたわけではないのですが、猛者は二日間全てのブロックでチケットを手に入れているようです。天晴である。
ちなみにどのブロックも三時間開催されますがずっと試飲してるのかと言われるとそうではなくて、お目当ての酒蔵に行ったらおしまいにしたり一旦宿に戻って休憩したりと人によって様々です。立ちっぱなし歩きっぱなしの酒飲みは試飲と言えども悪酔いしますからね、ご利用は計画的に。なお猛者は二日間で全ての酒蔵ブースを回るそうです。
この辺りの人数・時間制限がなかった2019年はやはり自身のキャパ以上に飲んでしまう人がいて救護室や救急車のお世話になってしまった人もいたそうです。酒は飲んでも飲まれるな。
さて、ここまで酒が飲めるぞ!と言ってきましたが、にいがた酒の陣の醍醐味は日本酒飲み放題だけではなく「酒蔵の方々との交流を通して新潟の日本酒を知ること」にもあるのです!いやまあ飲んでるだけでもいいんですが酒蔵の人とお話できる貴重な機会でもあるので、試飲しながらこのお酒の特徴は~とか甘いのが好きならこっちの~とか聞いてみるのも良いかと。自分もあまり話しかけるのが得意な方ではないですが、そこは良い意味でお酒の力を借りてお話できるときはするようにしています。ありがとうございます!の一言だけでもいいと思いますよ。
試飲しておいしいな~と思ったお酒はそのまま購入したり、もう一回飲んでこようとなったりと思った以上に飲み回れるイベントとなっています。とはいえ飲みすぎて倒れたら元も子もないので体調は万全にしておきましょうね!
この年は自分たちのグループも一時間半くらい滞在してホテルへ戻り残りの時間をまったり…ではなくちょっと休んだら新潟市内へ飲みに行くという二次会&翌日も飲むという呑兵衛ムーヴをかましました。だがそれがいい。酒処新潟、新潟市内もおいしい居酒屋や車(を運転できる人)があれば郊外にもウマい店がたくさんあるので飲んだくれツアーができます、楽しいよ。温泉もある。
ちなみに平日休みが取得できると観光地が軒並み落ち着いているので狙える人は日月で予定立ててもいいかも知れません。
にいがた酒の陣2024(2024)
NEXTの5ヶ月後、2023年3月に本開催再開で酒の陣2023もあったんですがこちらは休みの都合もあって不参加。そして2024年、再び友人たち(関東在住)と日曜午後の部で参加してきました。ちなみに土曜はサッカーJ1・アルビレックス新潟のホーム開幕戦でもあったため新潟駅が物凄いことになっていたそうで。
2023年からはメイン会場を朱鷺メッセに戻し、四ブロック制はそのままに参加人数を各回3000人に増加、二日に分けていた参加酒蔵も両日全て集まるという従来のスタイルに近づけたものとなりました。ちなみに参加人数は年々増やしており、2024年は各回4000人となっています。
酒の画像じゃねえじゃねえか!と言われそうですがこの回は土曜日を新潟観光、日曜日を酒の陣としたため飯画像が先となっております。仕方ないね。最近は首都圏でも見かけますが分厚い栃尾のあぶらげは新潟に来たらどこかの居酒屋で食べてみてください。納豆入りがオススメ。あと温泉も行ったよ。
今回はホテル日航新潟が予約できなかったので新潟駅のお隣、燕三条駅近辺で取ることに。新潟からたった一駅かつ15分くらいで到着とアクセスがかなり良いため宿泊候補としてオススメの場所です。
二年前にも撮影した看板、ではないですがメイン看板とご対面しつつ会場内へ。この日は吹雪と晴れ間が交互に来る新潟らしい天候だったので暖かい格好で来るのが吉です。なお友人は言ったにも関わらずクロックス履いて参戦してました。なんでや。
この悪天候(強風)で一日目に会場外の飲食準備用テントが崩壊してしまうというアクシデントもあったんですが、該当店舗のイベント参加そのものはできたようで一安心。とはいえこういうトラブルは無いに越したことはないので2025年はうまく改善できると良いですね…
会場内はこんな感じ。2022年と比べると酒蔵の数が単純に倍になっているので回るだけでもそれなりに時間がかかります。
入口で水ペット(500ml)をもらって席を確保したらいざ試飲…ではなく、まずは開始前に30分の物販専用時間が設けられます。会場限定販売のお酒などをここで先にゲットしておこうというやつですね。始まってからだと並ぶのに時間が取られて肝心の試飲があまりできないという事態もあるようなので良い試みだと思います。
ブース巡りで役に立ったのが写真手前にある首から下げるタイプのおちょこホルダー。おちょこも水と一緒に入口でもらえる(これで試飲をする)のですがうっかり落としたりして壊してしまうのを防いでくれる優れもの。販売ブースもあるので持ってない人は会場で購入してもよし、持ってる人は使ってよし、両手が空くので歩くのが楽になりますよ。
ちなみにこのおちょこ、開催年が印字されている一品ものだったりするので場合によっては日本酒より貴重かも知れません。割ってしまうと再度もらうことは出来ないので(プラカップになります)持ち帰りたいという人は一応気をつけましょうね。
飲食ブースは健在で海鮮の浜焼きや番屋汁はもちろんへぎそばなんかもあったりします。また今回はあの加島屋もおつまみセット販売で来てたり亀田製菓の人が自社製品の米菓を配りまくってたり(無料)もしてました。ただ食べ物系は食べる人と食べない人で真っ二つに分かれるので自分や同行者のペースに合わせて購入する&もらうといいと思います。
なお、2024年は隣の大かまでクラフトビールフェア(入場無料)も同時開催していたので猛者は酒の陣の後にクラフトビールを堪能していたようです。素晴らしいですね。
この年の購入品はこちら。手前の柿の種とハッピーターンは無料配布してたやつ。いちごベースのお酒、めっちゃ甘い(マジで甘い)お酒、〆張鶴の梅酒、となんかやたら甘い酒ばかりになってしまった。本来は辛い酒が好きなんですけどまあこういうときもあります。
〆張鶴の梅酒は一口飲んでなにこれ!?と友人と売ってる店(完売してた)までイベント終了後に走ったというくらいには美味しかったのでもし売ってたら手に取ってみてもいいかも。ストレートでも炭酸割りでもロックでもなんでもおいしいです。
そして2025へ
にいがた酒の陣、公式ページを見れば分かるように2025年度の開催も既に決定しております。日程は3/8(土)&9(日)の午前午後四ブロック制はそのままに、人数制限は更に増えての各回4500人!枠が増えて行きやすくなったのか!?ともなりますが全国的な認知度上昇&インバウンド需要で外国人の方々にも知られてきているようなのでチケット入手率がどうなるかは正直分かりません!
チケット販売日は1/19(土)13:00開始ですが、2024年は土曜午後の部が開始10分で売り切れるという事態になっていたのでそこ狙いの人は頑張ってくださいマジで。ちなみに自分は日曜午後の部で取る予定です。なぜなら一番空いてるから(※翌日月曜は世間的にはお仕事です)
まあチケットが取れなければ取れないで新潟市内飲んだくれツアーへと変貌するので昼から飲むのは変わらないんですが。昼から旨い酒が飲める街、それが新潟。
にいがた酒の陣の記事は以上です。いかがでしたでしょうか。
県内の酒蔵が一同に介することが稀なので、日本酒好きはもちろん酒蔵そのものに興味があったり新潟料理食べたい!という人にもオススメの良いイベントだと思います。それ以外にも楽しめるスポットが近くにあるのもポイント。
そうそう、新潟駅にはぽんしゅ館という利き酒ができる所もあるので新幹線で帰る前にも酒が飲めたりおにぎりが食えたりお土産が買えたりしますよ。チェイサーを挟みつつ新潟を骨の髄まで味わってくださいね。それでは良い年末を!