サントラ(オリジナル・サウンドトラック、OST)や BGM を聴くのが、小学生の頃から好きだった。初めはゲーム音楽、そこからドラマ音楽・映画音楽を聴くようになっていった。最初に買ったのは、FF4 のサントラだったと思う。
好きになった動機は、「サントラでゲーム音楽を聴けば、そのゲームをやったつもりになれるから」だった。
ゲームソフトは高価で、そんなにおいそれと買ってもらえるものではなかった。けれども、ゲーム音楽ならばそれより安価で、現実にゲームをやっているわけでもないので、親への説得もしやすかった。
FF4のサントラは、他の CD と異なり、装丁がおしゃれだった。全面透明のプラケースではなく、紙をコーティングしたような感じ。手で触れた感触も、挿絵も、ゲームの世界観に合っていて、すごく良かった。
それまでは友人宅や親戚宅に行って FF4 をやっているのを見ては、音楽を楽しんでいた。だから、それが手元で楽しめるようになり、もう最高だった。
サントラの話は、これから少しずつ思い出しながら書いていく。