この本に載っている彼女の日記は、1969年1月2日(木)から同年6月22日(日)の、およそ半年間。数年に一度、同じ日の日記を読む日々を半年続けることがある。
今日 4月18日の日記には、「前日のストライキのこと」や、「彼女(牧野)に、私(著者)が全力でうちこんでいることを力んで話せば話すほど、彼女との距離が離れていくこと」、「誰かのために生きているわけではなく、私(著者)自身のために生きていること」などが書かれている。
日によっては結構な文章量で、それだけ思い考え、悩んでいたことがうかがえる。
一方、私自身はどうだろうか、これだけ書き残す何かが、私の中に無いんじゃないかな、と思う。