松田勇作 主演の映画の方ではなく、日本テレビで放送された香取慎吾が主演(朝倉哲也 役)のドラマの方の話。
原作・映画と比べられることが多かったが、このドラマはこのドラマで良い挑戦をしていたし、私は面白く観ていたドラマだった。
甘木(石橋凌)が、本当にかっこよかった。最終回のやり取り(茂義を欺くために朝倉と撃ち合い、偽装した朝倉の遺体を運んで、二人で茂義との決着を図ろうとするシーン)とか最高だった。また、石原(朋友[パンヤオ]の伊藤高史)が、慣れない手つきで拳銃を撃つ場面があり、妙に印象的だった。
音楽担当は松本晃彦、監督・演出は本広克行なので、日本テレビ版『踊る大捜査線』にも見えるが、全然ドラマのテイストは異なる。
サウンドトラックは "BEAT ON THE WOLF"。発売された頃に購入した。上の画像は、自分で保管するために YouTube Music にアップロードしているもの。サウンドトラックはもう売ってないし、このドラマは VHS・DVDが発売されていないので観る手段も無い。
1曲目の「INTRO」は、映画版『蘇える金狼』の音源をあてている。これは、多分、オマージュみたいなものだと思う。
ドラマのオープニングで流れていたのは、2曲目の「BANG BANG SHOOT」。もう見られないのが本当に残念。何故か煙草を持っている石橋蓮司がカッコよく見える。
8曲目の「FIRE DANCE」は、最終回、朝倉が茂義コーポレーション会長(いかりや長介)と対峙するため、会社内に乗り込んで敵を撃ちまくるシーンで、流れている。この時の敵の倒れ方とかがいかにも撮影っぽい感じなのだが、曲の終わりに合わせて朝倉が階段を登りきるシーン(背中のカットだったと思う)は、今でもよく憶えている。
...DVDにならないかな、これ。