サントラ:テレビドラマ『すべてが F になる』(2014)の話

森博嗣の小説『すべてが F になる』から始まる、S&M(犀川&萌絵)シリーズを基にしたドラマ。主演は綾野剛(犀川創平 役)と武井咲(西之園萌絵 役)。

音楽は、川井憲次が担当していたので、結構力を入れて制作されたドラマだったと思うのだが、今はもうない DVD。サウンドトラックは売っている。

川井憲次のサントラについて、以前、アニメ映画『機動警察パトレイバー THE MOVIE』(1989) の話を書いた。音楽を聴き比べると、川井憲次節が感じられて、とても良い。

このドラマは、放送当時、原作の根強いファンから批判を浴びていた。「犀川先生が Windows を使っている」とか、いろいろ言われていた(確かに小説内では犀川先生は Mac を使っていて、確か『有限と微小のパン』では「Mac じゃないから死にそうだ」と言っていた気がする)。

私は綾野剛の犀川先生の感じ(雰囲気)は、気に入っていたし、武井咲みたいな感じの西之園さんがいても、不思議じゃないかなと思っていた。

もうドラマを振り返ることが出来ないけれど、3・4話『封印再度』の終わり方は、とても上質で品があった。あれは、真野響子の演技の力だと思う。

このドラマのオープニングは、ゲスの極み乙女。の「デジタルモグラ」だった。このバンドの曲を聴いたことがそれまで無かったので、「いい曲じゃん」と思っていた。

あらためてサントラの話をすると、『すべてが F になる』に合わせて、曲のタイトルがすべて F から始まっている。こういう遊びも割と好き。

@ksdshu11
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