温かい冬が来ると人が地面にめりこむ(こまない

 冬は寒いものではあるけれど、唐突に冬将軍くんが実家に帰るなどした結果、暖冬と呼ばれるくらいには気温が上がることがある。今週がそうなんですけどね、プラス二桁に肉薄しそうでマジすかとなりましたね。

 北海道ともなると二月に気温がプラスになるだけでもフィーバーフィーバーですけれど(個人差があります)落とし穴というか、トラブルというか、事故に繋がりやすいのもまた暖かい冬なのである。

 たとえば道路。雪が積もると道なき道を開拓して歩く猛者が大勢あらわれる。そこに道路がなくても歩く。何故ならばそこが最短距離なので。多少急な斜面だろうと雪があることでハードルが下がるのか歩く。……おばあちゃん足腰強いね?

 それ自体もまあまあ危ないので是非とも歩道、せめて道として認識される場所を選んで欲しいところではあるけれど、その理由のひとつとしてあなたが踏んで新規開拓したその道は、下にきちんとした地面がありますか? というのがある。

 雪の降らない地域の旅行者が新雪にダイブしてキャッキャウフフしている映像を時折みかけるけれど、案外とね、積もった雪の下に柵やら単管が突き出していたりね、その下に地面がなかったりすることがあるので知らん土地の雪山ダイブは本当に本当に気をつけて欲しい。

 場合によっては足跡の下は側溝だとか水路だとかが潜んでいたりもするので、どんなに雪がフラットに積もっていてもキャッキャウフフつかまえてごらんなさ~いをしてはいけないのである。

 あと暖かい冬に気を付けるべきは軒下。特に雪が多く降った直後は危険しかない。気温が上がって水気を含んだ雪は重たく、雪の下は凍っていて固くなっていることが多いので気温の上昇とともに屋根を滑ってきた雪の塊が脳天に直撃してしまうことになるので。

 1トンハンマーを受けて尚女性へアプローチをすることの出来る新宿の掃除屋でもない限り、暖かい冬に軒下近辺を歩くのは避けた方がいいのである。

 まあそんな感じで、暖冬が来ると人が雪に埋もれてめりこんでみえたり、屋根雪を浴びてめりこんでみえたりすることがあるので、気をつけないといけないなあという自戒をこめて。

@ktgn_ds
意味はないけれど個人的に楽しかったり美味しかったり気になったことを書いたりしたいものです。