劇場版 空の境界

ktr
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劇場版 空の境界が未来福音から 10 周年を記念して再上映されることになった。上映館が少なく、かつかなりタイトなスケジュールだったが、なんとか仕事の合間を縫って俯瞰風景・殺人考察(前) 以外のすべての作品を観ることができた。

終章が 2010 年公開であり、そのころ自分はまだ中学生だった。空の境界の存在を知ったのも高校に入ってからで、当然劇場で映像を観たこともなかった。

今回、初めて作品を劇場で見て大満足だった。映像は十数年前とは思えないほど綺麗だったし、劇場でしか味わえない臨場感、没入感があった。伽藍の洞、矛盾螺旋、殺人考察 (後)、未来福音で泣いた。とくに伽藍の洞はもともと好きだったものの、劇場で観るのと家で観るのとではあまりにも没入感が違いすぎててびっくりした。相変わらず SINGIN' IN THE RAIN からの「迷うな!」のシーンがめちゃくちゃ好き。

そして今日、未来福音 extra chorus と未来福音を観た。殺人考察 (後) で綺麗に終わった式の物語を壊さずに、ファンが観たいものをそのまま出してくれる奈須きのこと制作スタッフすごすぎる。実は当日、劇場へ向かうための電車が人身事故を起こし、やむなくタクシーに 10,000 円払って未来福音を観に行っていたが、まったく後悔はなかった。ラストシーンだけでも 10,000 円以上の価値がある。最高の作品をありがとうございました。