何となく、自分は自分の両手で収まる仕事が好きなのではないか?
同期と話しながら幾度となく頭をよぎった問いかけだった。
キャリア・アンカーを何度やっても「起業家的創造性」のスコアが高く、「管理能力」が最低点になる。おまけにMBTIはINTJで、どう考えても組織人に向いていなさそうだった。
しかし、「起業」という言葉は自分の人生において現実感はなく、どちらかというと独立のイメージの方がしっくり来ていた。これらを称して「箱庭的な仕事」と呼んだこともある。自分の着想とコントロールの中で価値を出したいということだろうと解釈した。
この気持ちというか本音はたびたびノートに出現していたのだが、「もしやるとしたら」とはじめて考えたのは30代中盤だったと思う。独立のために資格を探し始めたのだ。
つづく