かのワインバーグによると、特定のクライアントへの依存度が高い独立コンサルタントは生き残れないのだという。私の場合、コンサル業を始めてあっという間にこのリスクが顕在化してしまった。もしここでキャッシュ的な問題があれば終了だった。
一人の依頼主の仕事が、仕事全体の四分の一よりも多くならないようにしよう。(コンサルタントの秘密,ワインバーグ,共立出版)
これを見越して早期退職のプログラムを活用したといってもよい。しかし、そうはいっても時間的にもコスト的にも余裕があるわけではなかった。あと数か月でいよいよ独立。数か月なんてあっという間に過ぎるだろう。もしこのままの状況が続けば開店休業状態になってしまう。
開店休業のコンサルタントには仕事は来ない。これもワインバーグが教えてくれたことだ。
依頼主を獲得する最良の方法は、依頼主を持つことだ。(コンサルタントの秘密,ワインバーグ,共立出版)
ワインバーグのアドバイスは言い得て妙だが、禅的でもあり、焦っていると目が滑ってしまう。ということで、とりあえず落ち着いて動いてみることにした。
つづく