今日は9時20分頃に起きた。ごみはもう既に収集されてしまった後で、あと一週間わたしは玄関に置いてあるごみと一緒にいることになった。一週間後は27日で、仕事納めの日の朝にわたしはごみと決別する。ちょっと今「水曜日のダウンタウン」から目が離せなくて、日記の文章もそぞろになってしまう。今日仕事に行く途中に駅のベンチで見かけた高校生が古典の参考書を読みながらレッド・ブルのプルタブを引いてとてつもない貧乏ゆすりをしていた。ゆすりと共に古語も揺れる。700年前の和歌と波。わたしのなまえのゆらいも古語。いつかこれもnoteあたりに書きたい。書きたいことがたくさんある。仕事中に先輩と真面目な話をしながら(温泉に浸かりたいな……)と思っていたら「温泉……」と口をついていて「温泉?!」と繰り返されてしまった。優しい人で良かった。そういえば仕事を始めた頃は仕事の話なんてしたくなくて、大きな木々の葉が擦れる葉の音や、さっき横を通り抜けた艶やかなBMWの色についての話をしていたいとずっと思っていた。今でもそれは思うけど、気がついたら少し真面目な声で仕事の話をしている自分に嫌気が差す。仕事に一生懸命な人はかっこいい。でも自分はなれないと思っていた。なってはいけないとさえ、思っている。今でも。なんでだろう。仕事に一生懸命になってしまったら逃げだせない気がする。やりがいがある。関わっている人間のこともすきだ。でも仕事に対して斜に構えたこの姿勢を崩したらやられてしまう。自分の中に作り上げた虚構が崩れ去ってしまう。それが怖かった。仕事を馬鹿にしていないと自分を保っていられない。弱い自分を守る術だった。「水曜日のダウンタウン」を見た。太宰治の小説の最後の一節を読み返して、村上龍の本の帯に書かれていた文章を読み直した。2023.12.20
酔い潰れたり面倒がって翌日になって昨日のことを書くことが多い
X: @kujuranosenaka