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鯨日記
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朝の9時にアラーム。ジモティーの人に連絡。10時に家の前で待ち合わせ。9時50分にさあそろそろ上着羽織ろうかなと思ったら「つきました」「はやかったですか?」とチャットが来てて慌ててキャスター椅子を抱えて部屋を飛び出す。彼とは会話をすることもなく無言で私が設定した500円を手渡してきてわたしの手からするりと椅子が手放された。春の風が吹いていた。しばらく彼の背中を見送っていた。彼は大事そうに私の椅子を抱えて歩いていった。背中はどんどん小さくなってやがて角に消える。シャワーを浴びて髪を乾かしサロニアのヘアアイロンを当ててから前髪を切る。隠れていた目が少し出てアイシャドウが少し映える。下地がなくなってきたからそろそろ買いに行かないといけない。ご飯を食べるのが本当に面倒で自炊をほとんどしなくなってしまった最近はいつも閉店間際のスーパーで割引の弁当とじゃがりこと金麦とレモンサワー。生活をしている以外はずっとTwitterを見てる。こんな社会でなんでいきてるんだろう?なんで働いているんだろう。毎日思ってる。友人のことが好き。フォロワーのことが好き。いつもDMで話をしてくれるフォロワー、いつもほんとうに大切だと思っている。フォロワーって言い方距離があって良くない。普通に友達だよ。だって大学の先輩も後輩も同級生も鯨をフォローしている。高校でわたしが生徒会長をやってた時の副会長も鯨をフォローしてる。本名と全然関係なく櫻井さんってあだ名をつけた。なんか顔とか雰囲気が櫻井さんって感じだったから。櫻井さん元気かな。インターネットで初めましてをしてわたしなんかと一緒に酒を飲んでくれるかけがえのない友人もいる。インターネットに生かされている。比喩などではない。仕事は死んでしまえばいい。日記の書き方も忘れた。こんなんでいいんだっけ、もっとなんか美しいことを書かないといけないんじゃなかったっけ。こんな汚くて醜い文章を、誰かに見られてもいいのだろうか。2024.2.15

@kujuranosenaka
酔い潰れたり面倒がって翌日になって昨日のことを書くことが多い X: @kujuranosenaka