仕事仕事仕事。澄ました顔をして電車に乗り遅れる。少しのハード・ロング・ワーク。アクセルペダルを踏み込む。左折と右折を繰り返して目的地。今日は手を叩いて笑うことが多かった。仕事始めをしたのは先週だったけれどその日は断絶していた社会とのチューニングに一日を費やしたので実質今日が仕事始めだった。ああそういえば、仕事ってこうやってやるんだったっけ。手続き記憶に付随して想起される前世の記憶みたいに仕事のやり方を思い出す。自分の身体のエンジンが温まってきたことを知覚する。2024.1.9
「くだらない冗談を燃料にして走る車が発明されたら、あなたはずいぶん遠くまで行けるわよね」/「スプートニクの恋人」村上春樹 p.67