107 またなフレシノ

今日何書こう。いつも考えて、書かれるものと、書かれないもの、その狭間でいつも揺れている。今日何食べよう、くらいの気楽さで。今日はスーパーでお弁当を買おうと思った、でもいいのがなくて、そうしたらなんかカゴに入れていたすべて、くすんでみえて、カゴに入れた順番にすべて元に戻し、なにも買わずに外に出た。そのまま安いスーパーまで行こうと思った、のだがもう自転車を新居に持っていったことを忘れてい、レンタサイクルを借りる寸前までいって、そうだドラッグストアがあった。正露丸糖衣錠、退職のためみんなに配るお菓子、缶チューハイ、明日のパン、の順に買う。野菜をとらないといけないという強迫観念のもと、惣菜コーナーでしばらく立ち尽くすよう、物色したけれど、結局野菜ジュースを2パックだけ買った。200mlの。紙の。サイズがかわいい。いつも行っていたドラッグストア。今日で最後かもしれない、とKID FRESINOに似た店員さんに「全部ポイント使う、でよろしいですか」と復唱される、フレシノに会うのもこれが最後かも、なんて思って上の空、ワンテンポ遅れた返事の先で、使い切られるポイントが、わたしの財布を少し地球の重力に留めさせ、わたしは軽い気持ちで千鳥足の帰路へ。重力走性で進む足取り、フレシノまたな。また会おうな。お互いにそれぞれのステージで。2024.3.13