境界線

kukanbi
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会社に着いて、玄関のドアを開けるそのギリギリのギリギリまで、耳にiPhoneを近付けて、流れる小さな音を拾って焦がしつけるように聴いている。

会社での自分と普段の自分の境界線を少しでも、ぼかすためなんだと思う。

掃除をしながら、いつもいろんな音が頭の中でぐるぐる回っていて、ひとがいないときに時折その音を口ずさんで確かめたりしながら、頭の中だけは自由に、そこだけは譲らないように過ごしている。

今日は戦友のたなかみくと、と話した。

また少し取り戻す。

@kukanbi
なんでもなくないこととともに