モテる男というのは二つの要素が必ずある。共感と適切な始め方このふたつだと思いました。
わたしは高校まで男性と話すのが苦手でした。理由は、わたしの学校は共学だけれど女子が多くて男:女=1:2くらいだったので少ない男子がまとまっていることが多くて、そのてっぺんにいるひとがかなり男尊女卑思考で男子全体がうっすらそのノリを共有している感じでちょっと気持ち悪くて、その中で3年暮らしたから。女の子のグループにいる男の子がひとりと、あとわたしの彼氏とか一匹狼タイプのひとが2,3人、それ以外はずっとかたまって下品な話をしたり女の評価をしたりしていてすごく嫌だった。女の子のグループにいる男の子を嫌な感じでうっすら、だけど明確にハブることもあった。嫌だった。
長すぎる隙自語り失礼、だから男の人少し怖くて、でも大学に来てからいいひとがたくさんいて男性と話す時の強張りみたいなものはだいぶなくなりました。
恋愛小説を書く上で、いろんな形でいろんなタイプのモテる人間を書く必要があって、高校の時はなにせ男とあまり話さないからモテる男を書くのが難しかったんだけど、大学に入っていろんな男の人とか、女友達の彼氏たちの詳細とかを見聞きして思ったモテる男の主な条件は先述のふたつです。
共感。これはモテる人間共通。「俺もそう思った!」って言う魔法の言葉で心の開き具合がぐっと変わる気がする。高校のときのクラスにいた男の子たちはあんまりこれがなかったように思う。接する男の人の分母が増えて、共感する姿勢の有無がはっきりわかるようになった。「俺も同じこと思った〜」と言われたときの安心感で、まずこのひとともっと話したいかもと思うようになるし、そこからの関係の築き方のほうが重要かもしれないけど、まずはその基本姿勢ができてるひとは間違いなくモテるんだろうなと思った。
始め方。適切な距離の取り方、近づき方、近づく速度、これは経験も必要だから、やはり人間モテするひとがより一層人間モテしていく好循環を呼ぶのだと思う。
これに多少自分好みの要素を加えたり、実在する著名なモテ人(?)の一部をトレースしたりするといっそうリアルになっていい感じの恋愛小説の登場人物が書けると思う。わたしはしばらくは恋愛小説書かないと思うけど、夢小説でもモブを書く時とかにちょっと使えるかな。
周りの男友達とか友達の恋人たちがみんな素敵でこういうことを知ることができたから、よかった。男女の違いはやっぱりあるのかも、というのも、人間に会えば会うほど思う。脳みその違いなのかな。ジェンダーを露骨に分けたいわけではまったくないです。でも傾向として、やっぱり違うだろうなと思ってしまう。ゼミの社会心理学の先生とは反対の考え方だけど。
モテる人間のことは自分も見習いたい。あと、高校の頃の自分には、男性がみんなアンタが苦手だと思う感じなんじゃなくそれはむしろほんの一握りかもよと言いたい。