技術職における生産性が高い状態とは?
outputの質・量、ともに十分な状態。
生産性を高めるために必要なもの
1. inputして考える時間、精神的な余裕
技術職の場合、効率的に仕事をするだけでは生産性をあげられない。inputして考えることで、outputの質と量を担保できる。
しかし、日々の定常タスクに追われているようだとinputできない。「たまに時間があいたから、サクッとinputしよう」というのは難しい。inputが習慣化されていないから。
なので、inputする時間を確保できるように動く。日常タスクで忙しいなら、タスクを整理する。やらないこと・出ない会議を決め、やることを減らす。
そうすると、空き時間を安定的に確保でき、inputして考えることができる。空き時間の確保することで、精神的な余裕も得られる。思考の質もあがるだろう。
2. 適切な課題に取り組むこと
考える時間を確保したからといって、解いても意味のない課題に取り組んでしまっては意味がない。取り組む課題の質は、outputの質に直結する。
いちど課題を網羅的にリストアップするのがオススメ。リストアップされた課題にたいして、ざっくりと優先順位もつける。優先順位が高めで難易度が低い課題から取り組んでいく。確実に成果をだし、モメンタムを生み出す。
初回のリストアップは手間がかかるが、全体像を把握できてよい。また、新たな課題がでてきても、容易に「課題一覧」を更新できるようになる。
3. 検査・適応
生産性を高められたからといって、継続できなければ意味がない。常に状況は変わるので、高い生産性を維持するための仕組みが必要だ。
月次で振り返るなどして、改善点を探ろう。スクラムにおける「検査」「適応」の考え方が参考になるだろう。