秋頃の1on1で「状況が整っていなくても、リソースが足りなくても、グイッと進めていく人が評価されるよ」というフィードバックをもらった。僕がいつも「自分に足りないものを指摘してほしい」とお願いしていたからだ。
要は「リーダーシップが不足している」というフィードバックだと解釈した。自分では、できているつもりだったので、ハッとさせられた。その後、「リーダーシップ」というキーワードを頭の片隅において行動してきた。とはいえ、何かを大きく変えたつもりはなかった。
年末の1on1で「さいきん自律性が出てきましたね」と言われた。そう言われて、「あ、自分の中で何かが変わったんだ」と気付いた。そこで、何が変わったのかを考えてみることにした。
リーダーシップとは
自分の中で何が変わったのかを紐解くための準備として、「リーダーシップ」に関するキーワードを4段階で整理してみた。
Individual Contributor
野心的な目標を持つ
成果を出す
ポジションをとる
フィードバックを受け入れる
自己認識できる(セルフアウェアネス)
モチベーションをコントロールできる
DLの視点で考える
Development Leader
成果を出せるチームを作る
チームを観察してケアする
ストーリーテリング
弱みを開示する
チャレンジを続ける
ICを育てる
Change Leader
変革を起こす
Servant Leader
CLを育てる
自分の何が変わったのか?
内省してみると、ICのキーワードのうち、3つが変わったことに気づいた。
野心的な目標を持つ
ずっと野心的な目標を持ってはいる。ただその範疇は、自分のWillにアラインしているものだけだった気がする。Willとはズレるが組織で目指すべきことに関しても、自分ごとにしてドライブできるように思考・行動を変えた気がする。「Willではないけど、実験してみるべ」的なスタンス。
ポジションをとる
以前であればプロコンを提示して終わり、としていた場面で、あえてポジションを取って断言することが多くなった気がする。そうすることで、フィードバックがでてきてアイディアがブラッシュアップされたり、やりとりを見ているメンバーとの共通認識が持てるようになったりした。
DLの視点で考える
DLの関心ごとを聞いてタスクを渡してもらえるようにしたり、同僚の相談にのってアドバスしたりした。自分のことを後回しにするケースも何度かあった。視野が広まり、チームをエンパワーできていたように感じる。
副次的な効果として、自分の小さなミスでクヨクヨしなくなった。反省はするけど、落ち込んでいるヒマはないな、と思うようになった。
なぜ勘違いをしていたのか?
過去、チェンマネに挑戦する機会が多かったことと、自分のスタイルがサーヴァントなことで、自分にはある程度リーダーシップがあるぞ、と認識していた。コーチングを受けていたコーチからも、マネジメント向き、と言われていた。
ただ、変革する力や献身性は、IC・DLを経てから発露されるものなんだな、と思った。なので、順番に階段を登っていこう。
(参考にしたもの)
その他、いろいろ
追記
ICとDLのリーダーシップのキーワードを混ぜ合わせると、世の中でよく言われる「リーダーシップ」になる気がする。まとめると・・・
方向性を見定めて、みんなの気持ちを駆り立てて、一人ひとりをきちっと見て、個を活かしてリードする