今年はじめに山崎元さんが亡くなった。心より、ご冥福をお祈りいたします。
私が山崎元さんを知ったのは、資産運用について勉強しているときに『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』を読んだときだ(現在は新NISA対応版がまた新しく出たみたい)。非常にわかりやすく明快に資産運用についてのノウハウを説明されており、大変勉強になった。自分自身も資産運用はすべてこの本に書いてあるとおりにやっている笑。
さて、山崎元さんが、がんと告白されて以降、あちらこちらで話をされた中で最も感じたのは「例外なく子供は早いうちに作った方がいいのだな」ということだ。
以下は国立がん研究センターの集計データをグラフ化したものだが、50歳代、あるいは60歳代からがんによる死亡率はかなり跳ね上がる。
仮に子供を30歳で作っていれば子供が18歳で成人するまでにがんで死ぬ確率はかなり低く抑えられる(もちろん確率の問題なので死ぬときは死ぬし、それは仕方はない)。女性は30歳までに最初の子供を作れるかどうかが、生まれてくる子供の健康に影響するという話はよく聞く。男性も子供の成長を直接サポートしたいのであれば、こうした統計的事実を踏まえても、30歳までに子供は作っておくのがベターな気がする。
また、死亡のリスクまでいかなくとも、育児をすると分かるが、乳幼児、特に新生児の面倒は非常に体力を使う。約1年くらいはまともに夜寝られない日が続くし、自分の時間等もちろん無い。それらを年をとってからこなすというのも非常に大変だ。
昨今は晩婚化の流れで30代後半くらいに子供を作るというのも当たり前になっている。大学院を出ていたりすると20代なかばから働き始めて、20代後半はちょうど仕事が面白くなり、必死にスキルを伸ばす時期になる。
そうした社会的な状況はあるものの、やはり子供は20代のうちに作るのが良いのではないかと思う。