新卒の時に前職の上司に言われた言葉。言われたというか、ほとんど説教だったけど。ただ、今は説教してくれる人が少なくなってるので、今思うと有難かったなと思う。その上司も興味の無い若手はほぼ無視してたので、気にかけてもらってたんだと思う。年取るとなかなか怒ってくれる人もいなくなるしね。
さて、それを言われた時は「はあ。（イヤです）」と思うだけだったが、今思うとこれ本質をついてると思う。
社会人なりたての頃は、いかにトラブル無く、人に嫌われることなく、立ち回って仕事を回すかが全てだと思っていた。なので、根回しをどれだけやるかとか、そういったことばかり気にかけていた。大企業の、割と部門間のど真ん中にいるような部署だったので、調整ごとも多かった。
しかし、仕事をするということは、当然誰しも立場があるわけで、どうしても利害関係があったり、相手がやりたくないことを頼まなくてはいけない時もある。
斜に構えてそれは自分の仕事じゃ無いと逃げる事も出来るが、往々にして、それだと物事は進まなくて、後からより大きな問題として顕在化する。
もちろん、言い方や態度でカドが立つなんてのは避けなければいけないので、そのあたりの注意は必要だ。
真剣に仕事を進めようとすればするほど、カドがたつことが増える。それは仕事を真剣にしている証でもある。
イヤだけどね。そして、自分も他人に偉そうに言えるほど出来てるわけでもないけどね。カドが立っていても仕事進めてる人を見ると尊敬するなという話。