詩の置き場はSNSにはなかった

kuregata
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こんにちは、暮方薄明です。

時たまに詩を書くのですが、その置き場所に困っていました。

自分の中で抱えとけばいい話ではありますが、私の詩が誰かの何かになればいいなという思いも少なからずありまして、しかし積極的に「見て!」と発信するのも何か違うとも思うのです。

そんな中、この「しずかなインターネット」を見かけました。

人知れず文章を綴るにはいい場所だと感じました。私で言えば、詩をここに置いとこうかな、くらいの場所として捉えています。

思えば、

文章には推進力が生まれてしまうものだと思うのです。

突然何を言い出したかというと、文章は勝手にどこかへ進んでいき、誰かに思わぬ矢印として刺さってしまったり、「あの人はこっち派なんだ」というようなベクトルを描いてしまうものになってしまう性質があると感じるのです。

そのベクトルの方向も受け取り方によって捻じ曲げられたりするものだったりしますが、私はそんな"文章の推進力"が邪魔に感じる時があるのです。推進力ゼロの気持ちもあったりするのです。

私の詩の立ち位置はそこにあるのです。

石のようにそっと置いておきたいのです。

これは文章を書くときの気持ちの話で、Twitterやnoteを書くときは「読む人に向けた文章」となってしまうものなのですが、ここでは「私からこぼれたものをここにそっと置いておこう」という感じです。

推進力ゼロの言葉たちを置いておきますので、何を感じようとご自由にどうぞという感じです。

文頭の『私の詩が誰かの何かになればいいなという思いも少なからずありまして』という内容と齟齬が起きている気もしますが、

文章の発現時に、その文章の持つ推進力がどこかに向かってしまうような内容にしたくなくて、あくまで私はここに

詩をそっと置く

というイメージを持っておきたいのです。

@kuregata
たまにここに詩を置きにきます