万能青年旅店を見てきた

kuri_kanoko
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4/23(火) @梅田クラブクアトロ

万能青年旅店という名前を初めて聞いたのはもう7年も前になる。

それから今まで、全然このバンドの曲を聴くことはなかったのだが、数か月前にアジアツアーで日本に来ると知って、ほぼ直感でチケットを取ってしまった。

チケットを取った後で、今のところリリースされている2枚のアルバムを聴いたのだが、これがとんでもなく良い。特に1枚目。トランペットやサックス、ヴァイオリンなどが入って独特の雰囲気を醸し出している。

当日会場に入ると、周りからは中国語しか聞こえてこなくて、しかも時々誰かが大声で何かを言って皆笑ってるので、これはなかなか日本人ばっかりのライブじゃ見ない光景だなあと思った。

なんかでっかい旗持ってる人も現れたし。

曲が始まったときとかの歓声がめっちゃでかい。あと、一緒に歌ってる声もめっちゃでかい。中国では本当に人気なんだろうな...というのがうかがえて面白かった。

さて、今回のライブは2枚目の「冀西南林路行」のツアー。

このアルバムをまず曲順で演奏し、その後1枚目から

  • 不万能的喜劇

  • 大石砕胸口

  • 秦皇島

  • 殺死那個石家庄人

アンコールで

  • 永嘉彗星

  • 揪心的玩笑与漫長的白昼夢

を演奏。

ステージ上の立ち位置としては、左奥にドラム、右半分はヴァイオリン二人とテナー(たしか)、バリトンサックス、トランペット。曲によってマンドリンに持ち替えたり、フルートを吹いたりしていた。普通のバンドと違ってかなり面白い。

バンドでバーンと鳴らした時の音が本当にいい!

あと、ステージ後方に映像を映していて、曲の始まりで曲名を映し、昔の書物の文章を出したり、土器とか遺跡に書いてありそうな図柄が出て来たり、これもとてもかっこよかった!アルバムごとにカラーもちゃんと分けていて、そのあたりの美意識も窺えた。

最後に「謝大家」と言ったのだけ聞き取れた。

観客の感じも含めて、とてもいいライブだった。

それから、久しぶりに中国語を聞いて、だいぶ昔にやめてしまった中国語の勉強をまたやろうかな、という気分になった。あんま時間ないけど。