wilco 3/8@なんばHatch

kuri_kanoko
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年が明けてからwilcoばかり聴いてテンションを上げ、当日は仕事を早めに切り上げていそいそと会場に向かった。

案外入場できるまで時間がかかったけれど、最終的には結構ステージ近くまで行けた!今回はネルスクラインをよく見たいと思い、ステージ下手側へ。

オープニングアクトはFinomというシカゴのバンド。ギターボーカルの女性二人と、ドラムはJeff Tweedyの息子のSpencer Tweedy。二人のハーモニーがとても心地よくて、変拍子多めで曲も面白かった。

そして、いよいよwilco登場!観客の拍手・歓声が大きくて、「待ってました!」っていう雰囲気がすごくあった(何しろ11年ぶりの来日...。)

1.Hell is Chrome

2.Handshake Drugs

私の大好きなアルバム『A Ghost is Born』の曲から始まった!ライブ全編通して、このアルバムからの演奏が多かったので嬉しかった。

3.Pittsburgh

4.I am My Mother

5.Cruel Country

一個前の『Cruel Country』からも2曲続けて。このアルバムも好きで、発売当時かなり聴いていたので嬉しい。

6.I am Trying to Break Your Heart

ここで『Yankee Hotel Foxtrot』の曲!イントロ始まった瞬間歓声が上がって、私のテンションも上がった。途中の「Say Hello」を「Say コンニチワ」に変えて歌ったり、観客に「I am trying to break your heart」を合唱させたり、それも楽しかった。

7.If I Ever Was a Child

8.Side with the Seeds

9.Random Name Generator

10.Muzzle of Bees

ここでちょっとJeffがしゃべる。言葉じゃなくて音楽で...みたいなことを言ってた気がするが、英語力がないので100%分からず。

11.Hummingbird

あああ私が一番好きな曲!!サビを皆で合唱したのもいい思い出。やっぱ素晴らしい曲ですね。Jeffはこの曲だけギターを弾いていませんでした。

12.Evicted

意外にも最新アルバム『Cousin』から演奏したのは2曲のみ。

13.Box Full of Letters

1stアルバムからの一曲。実はまだ1st聴いてないんだけど、wilcoにもこういうストレートなギターロックみたいな曲があったんだ、と思った。かっこよかった。

14.Jesus.etc.

今回のライブは、ステージ後ろと両脇にたくさんの細い糸を並べて幕のようにして、そこに映像を映し出すという面白い演出だったんだけど、この曲の時は灯のともった蝋燭が映し出されていた。

15.Impossible Germany

来た!!ギターソロ部分はスタジオ音源よりずっと長くて、だんだんと盛り上がっていく様が素晴らしかった!ネルスクラインの前に陣取ってよかった!!

曲が終わったあとネルスクラインが手を合わせてお辞儀してた。

16.Whole Love

17.Theologians

18.Heavy Metal Drummer

イントロの打ち込みみたいなドラムが流れた瞬間「うぉーー!!」ってなった。かっこよかった。

19.The Late Greats

20.A Shot In the Arm

En1.Via Chicago

曲の途中で、バックの演奏が混沌に入り、ステージに映し出される映像は雷になり、その中で淡々と歌い続けるJeff Tweedy...というなかなかすごい絵面だった。ネルスクラインが轟音を出すときのギターの振り回し方が結構個人的に面白かった。キーボードのマイケルも何かを叩きつけていた。

En2.California Starts

ここでFinomの3人がゲスト参加。ボーカル2人は歌い、Spencerはステージ中動き回ってパーカッションをしていた。

En3.Spiders

おおお最後にこれが来たか...。静かな演奏からの全員で決めるところがやはりかっこいい。最後にはそのメロディーを皆で歌い、さらにFinomの二人も登場して(踊ってた!)、もう一度そのメロディーへ!いやー素晴らしかった。

その他感想。Jeff Tweedyが一曲ずつ深くお辞儀をしていたのが印象的だった。ニット帽かぶってた。パットサンソンがサンタクロースみたいな見事な髭になってて驚いた。グレンコッツェのあの特徴的なドラミングも見られて良かった!

wilcoの演奏はめちゃめちゃ素晴らしかったし、それに加えて、観客の雰囲気も良くて、「映像でよく見る大物バンドのライブ」っていう感じがしたのもすごく楽しかった。曲が始まるたびに歓声が上がったり、合唱したり、皆すごくwilcoのことを待っていたんだな...という雰囲気に溢れていて、心地よい空間だった。いやーまた近いうちに来てほしい...!