SNSの多様化とハブになるサービス

Kuropen
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少し前まで、私が見知った人に何かを伝えようとするならば、TwitterかFacebookが利用できていれば足りていた。

しかし、イーロン・マスクによる買収をきっかけとしてTwitter、改めXは、瓦解への道を歩みつつある。おそらくサービスとしては残るだろうが、以前からは想像ができないような変質をする可能性が日増しに高まっている。

そもそも私自身、コロナ禍以来Twitterで先鋭化した言論を目にすることが多くなり、巻き込まれたくなさからTwitterへの書き込みをほぼ休止していた(今は「時事ネタはXに直接書かない」という方針を決めた上で再開)。

その状況でもなお未だXに残る人も多い一方、それをよしとしない人の受け皿として、Fediverse (Mastodon, Misskey) やThreads, Nostr, Blueskyなど、マイクロブログ系のサービスが多様化してきている。この中に覇権を握るものがあるのならばそこで繋がれる確率は高くなるが、今のところどれか一つを使っていれば足りるという状況になるという確信はない(そもそもBlueskyはいまだ登録できていない)。また、前職の同僚などを中心にFacebook利用者も多い。

これだけ多様なSNSで近況を書こうとするとどうしても、同じ内容を複数箇所に投稿する必要が生じる。いわゆるクロスポスト。でも、テキストだけだったらコピペすれば足りるが写真が絡むとアップロードが面倒である。

そう考えたときに、やはり自分のサーバーでWordPressみたいなCMSを動かして、そのリンクをクロスポストする形にするべきかと考えていたが、ただWordPressは攻撃される機会も多く、維持に手間暇をかけることになる。そもそも基本ただテキストを共有するだけのスタイルで使うには、現代のWordPressはオーバースペックで運用負荷が高いのではないか…などということを、ここしばらくひたすら考えていた。先日自分自身のアウトプット不足の解消を考えるにあたって、それはさらに大きな問題になっていった。

今はここに、丁度よさそうな手段ができたと考えている。

@kuropen
一人旅とガジェットが好きなWebエンジニア。 SNSへのリンクはこちらから: kuropen.org