ご無沙汰しています。最後の記事から2か月が過ぎ、いつの間にか私の誕生日やらお盆休みも過ぎていました。
個人的にここまでいろいろなブラウザを試してきていますが、どれもいまいちだなと思うポイントがあります。
Chrome: Manifest V3で広告ブロック系アドオンが使いにくくなっており、大手報道機関なども含めて広告の悪質化が進行する中で問題
Edge: 厳重トラッキング防止は強力ではあるものの、余計なお世話な機能が多い(ショッピングサイトでの最安値クーポン案内とか)
Brave: 一部のサイトでChrome系と認識されず動作保証外扱いになる
Firefox: Chrome系ではないため、動画サイト(キャプチャ対策)や金融機関を中心に非対応サイトがある
Vivaldi: 私の環境ではタブバーの挙動が安定しないことがある
そこで新たなブラウザとしてArcを試してみることに。
元々Mac用のブラウザで、最近Windows版もリリースされたもののようです。
ダウンロードして使ってみて、把握した特徴は以下のような感じです。
垂直タブ
ピン止めしたタブをフォルダに入れて整理することが可能(ブックマークの概念がない)
ピン止めされていないタブは時間経過でアーカイブされる(デフォルト12時間。設定で延長可)
複数のワークスペースを切り替えることができ、ワークスペースごとにプロファイルも変えられる
動画・音楽を再生しながら別タブに行った場合、ピクチャーインピクチャーで動画が表示されたり(OFFにもできる)音楽再生用のコントロールがタブバーに現れる
タブレットのような分割ビューが使え、かつその分割ビューをタブバーに置いておける
AI機能「Arc Max」(公式サイトの紹介には以下以外の機能も書いてありますがWindowsでは利用できません)
ページ内検索欄にページの内容に関する質問を入力して「Ask」ボタンを押すとAIが回答する(UIは英語だが、日本語ページ・日本語の質問でも問題なく動作する)
ピン止めされていないタブが6個以上開いている場合、カテゴリ分けの整理を行う
ハイライトしたのが特にうれしいなと感じたポイントでした。在宅勤務のときに業務用のアカウントを分けたり、Abema見ながら作業するときにAbemaのタブを離れればAbemaの動画内容が自動的にPIPになったり…
しばらく使い続けてみようと思います。
ただ、自作PCとSurfaceの2台に入れてみましたが、SurfaceではBitwardenを入れるとパスキー関係の機能がなぜかうまく動いてくれないことが心配ではあります(自作PCではBitwarden入れても動いてるのに…)
インターネットブラウザというのはデバイスに触れている時間の中でも多くを占めるものです。その時間を快適にするために、ブラウザがいまいちだと感じたら新しいブラウザを探してみるというのが大事なことかもしれません。