この記事は おたそ~Advent Calendar 2024 5日目の記事です。
はじめに
今年もアドカレを開催してくださってありがとうございます!
こんにちは、普段は主におたどん(最近はManiakeyでも)でFGOの話ばかりしてる草川(@[email protected])です。今年(厳密には去年の11月)から二次創作小説を書き始めました。
書いてみるとこれが楽しい。
きっかけ
時は2023年10月末。イベントで推しが今までにないレベルで大活躍しており私は日々情緒がめちゃくちゃなことになっていました(フォロワーさんに「草川さん生きてる?」と言われる日が来るとは思わなかったですw)。
そして11月にシナリオを読み終わって布団に潜り込んでからも興奮冷めやらず、ずっと脳内で妄想を繰り広げていました。ここまではよくある(?)ことですが、ある日ついに寝れなさすぎて布団からスマホに手を伸ばし、メモアプリを起動。止まらない妄想を書き綴ったのが始まり。
そしてイベント終了日に思い切ってFavCalc(2024年3月でサービス終了したFirefishサーバー)で1000字くらいのタイトルすらない短い小説を投稿。「ド素人が初めて書いたのだしスルーされるだろう」と思ってたらリアクションがすぐについてびっくりした。ありがとうございます。
このとき公開したのは冒頭部分だけで、そこからちまちま続きを書いて12月上旬には下書きレベルのものができました。
そのあとはクリスマスイベで周回しまくり正月はアニメを見まくりでサボってたものの、1月中にはほぼ完成。
だが読み返せば読み返すほどに「ここはこうしたほうがいいのでは?」と無限に修正が入ってしまって延々と投稿まで踏み切れず。
でもFavCalcで冒頭だけ投稿して(続く?)みたいな終わり方にしてたので2月になって投稿しました。
そこからは公式の供給で妄想が爆発したりネタが思いついたときに書くようになって、今年は全部で8本、2万5千字(キャプション含む)書きました。
大体1000〜3000字くらいの短い小説ばかりだけど、思ってたより書いてたな……。
書いてみて
脳内の妄想だけで終わっていたのが、外にちゃんと形として(データ上だけど)存在するのがいいですね。
内容の傾向としては「原作では描写されなかったシーン」の妄想が好きなのでそれが多いです。今年書いた話のほとんどがそんな話。(書くときに「最初と最後が決まっていて途中を埋めるだけ」なので書きやすいのもありますが)
途中で詰まることもありますが、そういうときはそのシーンを飛ばして別のシーンを書いたり原作を読み返したりしてます。ずっと詰まってたシーンが推しの描き下ろしイラストを見て興奮してたら書けるようになったこともありました。(どうやっても無理なときはネタ帳にしまい込むかいっそ未完として公開)
一番長い7000字くらいのを書いてたときは途中で煮詰まりまくってまにあきーポイポイ部に途中までを上げたこともありました。リアクションくれた方ありがとうございます。
投稿場所を右往左往
最初はここ(しずかなインターネット)にしてましたが、小説を投稿するための場所ではないし(Fate的には)ルビが振れないのが困るなーと思って一時期くるっぷに投稿してました。そのときの所感はこちら。
今はnotesに投稿→リンクを公開する方式になっています。notesは青空文庫方式でのルビ(漢字《ふりがな》)ができるので後述のnovel-writerのショートカットをそのまま使えるのが便利です。
pixivはやっぱり大手だし最初考えたんですが、今使ってるアカだと公開ブックマークが大量にあってそのまま使うのは恥ずかしい&何度もブクマとか来てないか確認してしまう(それもあってくるっぷからも移動)ので色々探した結果notesになりました。
notesを使ってみて
できること、いいところ
ルビ、改ページができる
タイトルにもルビを振れる
ある程度まとめて(管理画面にフォルダがあって一階層ごとに)バックアップが取れる
検索避けされてる
縦書きで公開できる
公開ページにパスワードをつけれる
ログインした状態で公開ページにアクセスしても閲覧数がカウントされない
いいねボタンがない
できないこと
縦書きだとページ分割できない
非公開のままプレビューできない
来年また投稿場所が変わってるかもしれないです。万が一無断転載されることも考えると、あんまりあちこち移動するのもよくないかな……?(個人サイトも興味はなくはないけどデザインとか面倒で……)
ツール
執筆するときのツールとか。出先で思いついたときにも書けるよう、スマホ(iPhone)とパソコンで同期できるのを使ってます。
UpNote
最初に思いついてバーっと書いてるときはUpNoteを使ってます。パソコンとスマホの同期ができて簡単な装飾もできるメモアプリ。
(この記事もこれで書いてます。見出しと箇条書きがコピペで反映されて便利)
できること
パソコンとスマホの同期
ノートブックで階層構造にできる
箇条書き、取り消し線、文字に色をつける、引用、チェックリスト、目次など……色々装飾ができる
文字数カウント
編集したそばからすぐに保存
iPhoneメモ帳みたいなundo機能がある(メモ帳の方が使いやすいけど)
(パソコン版)集中モードがある
できないこと
差分管理
複数のノートを同時に開けない
設定とかもUpNoteに書いてると見ながら書くことができない
(無料版の場合)ノートの上限が50
vscode&Git&GitHub
出だしをある程度書いてからは表現やセリフの推敲とかで差分管理したくなってくるのでUpNoteからコピペ(二重管理は避けたいのでこの時点でUpNoteからは削除)
「差分管理って何?」という人は下記の記事を読んでみてください(説明をぶん投げたとも言える)
具体的な使い方の記事はそのうちちゃんと書きたいなと思ってるんですが、まだ1ヶ月しか使ってなくて模索中なのでまた今度。
vscodeには以下の拡張機能を入れてます。
ルビがどんな風に組版されるかも見れる
縦書きプレビューもある
Convert Width(半角と全角を変換)
(以下は小説用ではなくプログラマーとして元から入れてた)
Git Graph(Gitのコミットログ表示)
code-eol(改行コード表示)
Code Spell Checker(タイポ防止)
執筆時のフォントはプログラミング時から使ってる「UDEV Gothic」。全角スペースが点線の□で可視化されてるし見やすい(拡張機能のzenkaku入れてもいい)
GitHubには執筆用のアカウントを用意して、非公開リポジトリにコミット&プッシュ(アップロードみたいな)。非公開なので自分しか見れないです。
差分管理はセリフ変えたりシーンをばっさりカットしたあとに「やっぱ戻そう」となったとき戻せるのがいいですね。あと毎日コミットしてると草がどんどん生えていくので楽しい(画像は最近全然コミットできてないですが)
iPhoneのメモ帳
パソコンでの執筆環境は上記で十分では、という状態ですがiPhoneアプリで差分を見ながら執筆できるのが見当たらないんですよね……。
というわけで諦めてメモ帳で書いてます。公式GitHubアプリはあるのでそこから中身を丸々コピペ(アプリでそのまま編集すると私の使ってるキーボードとの相性が悪くて落ちる)→ある程度書いたらGitHubアプリへコピペしてコミット。
「差分管理どこ行った?」と突っ込まれそうですが、私はスマホよりパソコンで書くことが多いので……。
Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)
途中まで勢いで書いたものの、オチが思いつかずに放置してあるネタや設定メモを保存。
全部のページをリンクで繋げやすい&検索で確実にその単語が入っているページが出てくる&バックアップがテキストベースで取れるのがいい。
StayFocusd(サイトブロックツール)
執筆そのものとは全く関係ないんですが、せっかくパソコンに向かって書こうとしても気づいたらネットサーフィンしまくって時間を無為に溶かすなんてことが多々あるので、それを防ぐためにChromeの拡張機能を最近入れました。意志弱々人間なので……。
特定のサイトを見れるのは一日一時間だけとかの指定ができます。時間が過ぎたら拡張機能を無効化もできなくなる(翌日にはリセット)のが素晴らしい。
来年(に限らず)書きたい話
FGO奏章3の話を思いつく限り全部
シナリオ読み終わってからすぐに書きたい分は勢いのまま書いたんですがまだまだあるので……
推しと推しの会話シーン
ネタはあるんですが導入もオチも何も思いつかなくてネタ帳に無限に溜まっていくばかり
クロスオーバー
クロスオーバーは大好きでよく脳内で妄想はしてるんですが、こっちは導入だけ思いついてこのあとどうするんだというネタばかりが溜まっていくばかり
長編
今のところ一番長くて7000字くらいなので、3~10万字とか長いのを一度書いてみたい憧れみたいなのはあります
ネタはない
来年からはFGO2部終章が開幕するので、5年くらい前から推しに立ってる死亡フラグがついに発動するんじゃないかと思うと気が気じゃない。発動した場合はショックで創作どころか生活もままならなくなる可能性があるので今のうちに創作しておきたい……。
そんな不安もありますが、奏章4が始まるまではあれこれ頭を悩ませても仕方ないので今は楽しいことを考えておきます。具体的にはボックスガチャとサンタ鯖と正月鯖とFGOフェス(特にバイノーラルボイス)と周年鯖と水着と夏霊衣。10周年なので期待がすごい。もちろんFGOフェスにも行きます。
おわりに
振り返りといってもなんだかツールの話が中心になってしまいましたが、私にとっては結構大きな変化だったのでアドカレで書きました。
基本的に「私が読みたい(けどネットで見つからないor微妙に解釈違いor別パターンも見たい)ので書く!楽しい!」という勢いの産物なので、「反応を気にして書けなくなる」という状態にはならないように気をつけてます。もちろんふぁぼやリアクションなどの反応があったらめちゃくちゃうれしいです。
実は学生時代に別名義で二次創作をしてたことがあったんですが、社会人になってからは全く時間が取れず&ジャンル移動でやらなくなってしまいました。(社会人になったらボーナスでハイスペPCを買ってMMDにモデルをたくさん読み込ませてエフェクトかけまくってバリバリ動画作るぜーと思ってたはずなのに……)
ごくたまにかつての作品を見返しては「当時の自分は低スペPCの小さいモニタでよく作れたな……」「もうやり方忘れてしまったし同じようには作れないな……」と哀愁にふけっています。
それが(社会人N年目になって精神的にも時間的にも余裕が出てきたのもありますが)こうしてまた二次創作をするようになったので、書けるうちに書いておきたいです。何年かのちに読み返して「これを書いた過去の私ありがとう」と思えるようになりたい。
それではここまで読んでくださってありがとうございました!皆さまよいお年を!