3月13日(水)晴れ|幼少期の経験はその後の人生に大きく作用する

最近新しい音楽をあまり聴いていない。慣れ親しんだものばかりな気がする。新しい音楽というよりは、新しいアーティストかもしれない。昔から好きな人をずっと聴いている。だから、今年は夏フェスに行ってまだ知らない音楽をたくさん聴きたいなと思う。

今日も綺麗な晴れ間だったので、コーヒーを淹れ、ベランダに椅子と本を数冊とサイドテーブルを持っていき、読書をした。静けさと日差しの温かさが気持ち良く、何時間でも読めそうだった。空に龍のような形をした雲が浮かんでいて、しばらく眺めていた。毎年三月になると読むと決めている青山七恵さんの『ひとり日和』を持ち出したが、2時間も経たないうちに読み終えた。その後、友人の送ってくれた『死ぬまで生きる日記』や『暇と退屈の倫理学』を行ったり来たりしながら過ごす。暇と退屈の倫理学は、フォントのせいなのか傍点が多すぎるからなのか、なかなか頭に入ってこないのだった。ふと顔を上げると、さっきあったはずの龍はいつの間にかいなくなっていた。

部屋に戻り、クリミナル・マインドの続きを観る。学生時代から観始めて、ようやくシーズン13まで漕ぎ着けた。高校時代は犯罪心理学を学びたいと思ったこともあったし、犯罪者の心理を知るという意味で観始めたが、「自分のこの苦しみをみんなに味わわせなければ」などと身勝手な理由で犯行に及ぶものがいるが、だいたいは幼少期の親との関係性などが起因することが多く、自分に子どもができたときにそういう原因を作ってしまったらどうしようと思ってしまいなかなか積極になれないところがある。

夜、日課の原神をしていると友人から着信。何事かと思ったが、ただなんとなくかけただけという。その知らせにほっとしつつ、こうして何もなくても電話をかけてくれることがうれしかった。近況報告がてら、最近会社員という安定に惹かれていることを話すと、「そうかもしれないけど、でもそこにいくとあなたの良さは失われてしまうと思う」と言われ、少し目が覚めた。半年後どうなっているかはまだ分からないけど、楽しく過ごせていたらいいなと思う。ひたすらしょうもない話をし、笑い疲れて、心地よく布団にもぐる。

@kusundatofu
いろんなところではみ出しながら生きています。郷土玩具、ラジオ、無駄なものが好き。