4月3日(水)雨|自分を踏んだ相手に祝福を贈る

夜中はこの世の終わりかと思うほどの雨と雷だった。それでも起きたら世界はそこにある。午前中のうちに起きるのに、ついついずっとベッドでだらだらスマホを見てしまう。最後の方はもう辞めたいのに見てしまっているという、中毒に近い状態になっている。確かにごろごろしている時間は好きだが、それでどんどん時間が経っていくのがストレスなら本末転倒だ。

職業訓練の課題に夢中になっていたら、昼ごはんの時間を過ぎてしまっていた。ジンラーメンにトマト缶の残りとコチュジャンを入れて作ってみたら、美味しかった。名もなき料理を生み出すのは得意かもしれない。

課題もある程度まとまり、ご褒美のクリミナルマインドを観る。今日の回で、「許しとは、踏まれたすみれの花が自分を踏んだかかとに放つ香りのこと」というマーク・トウェインの言葉が引用されていて、思わず再生を停止した。踏んだ相手に怒りもせず、相手に届くかも分からないのにいい匂いを届ける。私は勝手に歯の神経を抜いた歯医者とか、まだ蟠りになっている相手に祝福を贈ることができるだろうか。そう思って学生時代の件を思い浮かべたら、この相手はもはや無関心に近くなっているので簡単に贈れそうだと思った。やはり許しには時間がかかる。でも、すみれは踏まれたそばから香りを届けている。まだまだだな。

今月のイベントに向けて、束見本的なものを発注した。だいぶ前回から学んでいる。新刊のタイトルをどうしようかと悩みながらも、楽しい作業だと感じている。夜はぶりのあら炊きと餃子。

@kusundatofu
いろんなところではみ出しながら生きています。郷土玩具、ラジオ、無駄なものが好き。