職業訓練校から連絡はなかった。何の電話だったのか、合否結果前の謎の連絡であと数日はやきもきしなければならない。
『ナイルパーチの女子会』を引き続き観る。原作の描写力のすごさはあまり表現されていないけど、映像になった分主人公が知り合ってすぐの人にぐいぐい感じが非言語コミュニケーションからも伝わってきて、何倍にも恐ろしくなっていた。特に、カフェで会ったばかりなのに許可なく相席し、すぐ横に座って相手が戸惑っているのもお構いなしにニコニコしていたのが距離感の測れなさを如実に表していた。その主人公が執着している相手は、SNSで日記を上げている主婦で、それが出版社の人の目に留まり書籍化に向けて動くのだが、その書籍がコケたときに「あんなに時間もお金もかけてやったのに」と言われそうな空気感で、苦しくなった。
父親の退院が明日に決まった。驚くべき回復力である。入院中、病院食が味気ないのでお菓子を持ってきてほしいとか魚が多いとか宣っていたので、娑婆のごはんへの執着がそうさせたのかもと勝手に思っている。約一週間の母親との生活だったけど、中川家のおかげもあって難なく終えることができてよかった。