三日連続出ずっぱりだったのがさすがに堪えたようで、起床すると体が鉛のようだった。頭も重くぼんやりしていた。頭にもやがかかったかのような重たさで、鬱のときの感覚と似ていて、こりゃいかんと思いパロサントを焚いた。人と会い続けたことで何か蓄積されたものがあるように思う。二回ほど焚くと、だいぶすっきりして脳も回るようになった。
少し前にネットで注文していた『アンネの日記』と『原稿零枚日記』が届く。届いた本を見て、どちらもタイトルに日記がついていることに気付く。「日記に感想は書かないのが鉄則」という一文を読んでから、日記というものについて考えている。ただ起きたことだけを書いても味気ないと思うけれど、他の人の日記はそういうものも多いように思う。
職業訓練を申し込んだ先から、「書類が未着のため至急郵送してほしい」と連絡が入った。先週速達で郵送し、今日の午後には届いているはずで安心しきっていたので件名を見て一瞬鼓動が強くなった。”社会人モード”の自分を召喚し、素早く返信。仕事は根回しと段取りがうまくできればできるほど滞りなく進むと思っている。できないことはないけど、毎回脳みその疲労がすごい。フリーランスになればなおさらそれを一人でこなさなければならない。かといって、会社勤めをしても避けられない。先日今年の流れを教えてもらっているときに、「普段は机に向かってコッペパンなんかかじりながらがりがり物を書いて、時間になったらバイトに行って、という生活でもいいじゃないですか」と言われ、想像しただけで楽しそうと思った。あとは、この年になってもそういう自分でいてもいいと自分で自分に許可を出すことと、世間の目を気にしない精神を持つだけだ。