昨夜、久しぶりに夜遅くまでゲームをしたためか昼過ぎになってからようやく目が覚めた。起きたら一日の半分が終わっているような感覚になる。階下に降りると、母親がほうれん草とウインナーのパスタを作ってくれていたのでありがたくいただく。
父親が出かけた後、母親と買い出しへ。同じ生活圏内にロピアができたからなのか、いつもは通路いっぱいに人がいてなかなか通行しづらいスーパーが、今日はガラガラで通路もすいすい通れるような有様だった。ローカルスーパーには頑張ってほしいと思いロピアへ行くのは避けた。夕食はうどんかラーメンか、どこかで食べて帰ろうと少し浮かれて母親が言うので、天ぷらを提案した。先日「天ぷら食べたいな」と言っていたのを覚えていたからである。本人はすっかり選択肢になかったようで、二つ返事で賛成した。
その天ぷら屋は、高校の同級生の実家でもある。数年前までは親友と呼んでいい関係だったが、あることをきっかけに音信不通になってしまった。10年ほど仲が良かったとしても、終わるときはこうもあっけないものなのだなと思った。趣味嗜好が似通っていて、遊ばなくなってすぐの頃は自分の体の一部がなくなったかのように虚しい時間を過ごした。数年経った今は、同じように話せる友人も増えたが、なかなか”親友”と呼ぶのには躊躇いが生じるようになった。年をとったというのもあるかもしれない。でも、あの頃のように「あなたは私のソウルメイトだ」と言ってくれるような人には出会えていない。
出会いがあれば別れもある。明日は、去年仲良くなった人とアリアスター監督の新作映画を観に行く予定。過ごした年月よりも、いま感じている心地よさを大事にしたいと思う。初アリアスター作品、トラウマになりませんように…。