※以下、映画「クロスロード」のネタバレを含みます。
音楽とロードムービーが好きな人におすすめの映画です。Netflixやprime videoにありますのでぜひ。
動画は終盤の見どころ。ジュリアード音楽院でクラシックギターを学ぶおぼっちゃまがブルーズにハマり、伝説のブルーズマンと旅をし、悪魔と魂を賭けたギターバトルをする、というシーン。
おぼっちゃま(ユジーン)は「ベスト・キッド」でワックスかけまくったラルフ・マッチオ。悪魔のギタリスト(ジャック)はスティーヴ・ヴァイ。ブルーズギターはライ・クーダー、メタルとクラシックはスティーヴ・ヴァイの演奏。
メタルvsブルーズで進んでいたバトルでジャックが圧倒的なソロを弾き、これで勝負あったか…という空気をユジーンがジュリアード仕込みのクラシックで逆転するという、えっブルーズどこいった?という結末が見どころ(見どころ?)。
積み上げてきた鍛錬が土壇場で成果を出す、という逸話でもあるなーと記憶に残っています。
突然話は変わって、去年から「陰キャとギャルのラブコメ」が好物になりました。僕ヤバとか、正反対とか、目黒さんとか。そのひとつ、「その着せ替え人形は恋をする」で、ギターバトルを思い出したのでした。
その着せ替え人形は恋をする(福田晋一)2巻 https://amzn.to/48TXj9V
学校では陰キャだけど雛人形師を目指して修行している五条くんがその技能を生かしてコスプレ衣装を作り、ギャルでコスプレイヤーの海夢ちゃんが恋に落ちるシーン。
高校生らしい趣味や娯楽ではなく雛人形作りの修行に打ち込んでいた五条くんの積み上げてきた鍛錬が、学校生活で成果を出す話なのでした。ラブコメっていいものだけど、モテる理由がちゃんとあるとなおいいよね。
さて15歳の五条くんではなく51歳のかっぱおじさんとしては、すでに何かが積み上がっていないとヤバいわけです。ぼくには何があったっけ…と引き出しを漁る日々は、これからも続きそうなのでした。
その着せ替え人形は恋をする(福田晋一)10巻 https://amzn.to/47uwU1n